【BTS】ジョングクの地雷。

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「どういうこと？」

『いっ、』






ぎりっと、腕に爪が立てられた。



顔を顰める。



あ、これ、絶対怒ってるやつだ。

何故自分が怒られなければならないのか。



覚えてないからこそ、さらに焦るのだ。



まさか、この人は覚えているパターンなのか。






だとしたら、かなり、ピンチ。


冷や汗が滴った。








「…好きって言ったのも覚えてない？」

『お、覚えてないです、』



「あんだけ思わせぶりしといて今更好きじゃないとか言わないよね？」







まるで私が悪者だ。


いや、きっと私が悪者なのだろうけど。



い、言いたいが。言えないんだ。

本当に泣きそうだ。自分の知らない罪で責められるのがどれだけ辛いことか。自覚しているのならまだしも私は知らないじゃないか。







じっと見つめられて。

やっと、その人が誰か思い出す。






そうだ。



昨日紹介してもらった……防弾少年団のチョンジョングクさんだ。
ほ、本当にちゃんとしたアイドル。みんなイケメンだったのを思い出す。






背筋が凍った。


本当に私はアイドルとやってしまったのか。

しかも。私がマネージャーを担当するグループの1人だと。
完璧に終わったじゃないか、これ…。









「知ってる？1匹の兎も手懐けられないヤツはペットとか飼っちゃいけないんだよ？」

『え、あっ、』


「俺遊ばれるのが世界で1番嫌いなんだよね。」

『す、すみま、』

　








「例えば俺が妊娠したらアンタ俺と結婚すんの？しないよね？なんで手出してんの？」









そう散々責められて。涙出てきた。

男の人が妊娠って。そんなに酷いことしたのか。最低だ、私。






絶対土下座だけじゃ許してもらえないやつだ。




そう悟って、目眩がした。

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