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次の日の朝。
いつも通りみんなを迎えに行くため、宿舎の扉を開けて、靴を脱いでいた時。
バタバタと、向こう側から忙しそうな無数の足音。
「ヌナぁああ!!!助けて!!!」
そんな叫び声が聞こえたかと思えば、ホソクさんが飛び出してきた。
意味が分からず肩を掴まれ前後に振り回される。
い、痛いって、首取れるって。訳が分からず目の前で騒ぎ散らすホソクさんを見つめた。
目が回ってきた。朝からなんなんだ。
『…ど、どしたんですか………』
HS「じょ、ジョングガ、昨日から様子がおかしいって思ってたんだけど…熱出した。」
『…はい?』
HS「いやマジでぶっ壊れてたの!!本当に!!俺のヌナがなんたらとか言って倒れたの!」
ちょっと何言ってるか分からない。
「?」と浮かべている間にホソクさんに手を引かれて、リビングに連れ去られた。
…ね、熱出したって、あの無敵そうなジョングクさんが?
珍しい。じゃあジョングクさんを置いて仕事に……
TH「あ、Aちゃ〜ん。」
『っ、……て、テヒョンさん、』
前のことから、テヒョンさんに苦手意識を持ってしまっている私である。
そんな私を見て、くくっと笑ってくるテヒョンさん。
…なんか腹立つ……!!
TH「ジョングガそこのベットでぶっ倒れてるよ。」
『…そうですか、あ、ありがとうございました、』
TH「ちゃんと俺の弟のこと看病してあげてね。」
『……え?』
思わず顔を上げてしまった。
TH「え?Aちゃんが看病するんでしょ?」
『い、いやでも、私は仕事が』
TH「そんなのAちゃんよりセジニヒョンの方が仕事できるからAちゃんは看病に回るに決まってんじゃーん、マネージャーなのにそんなのも分からないの?」
馬鹿にされているのにも関わらず、
初めて知った事実に酷く動揺した。
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ロミオ(プロフ) - コメント失礼します、パスワードがかかってる作品が読みたいのですが、また読めたりしますか? (2020年7月12日 14時) (レス) id: a652f54267 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - おーちゃさん» おーちゃさん、コメント有難うございます。私も切実にそう願っております。ヌナ呼びされたいです。生憎私はジョングクさんより年下で、こんな妄想下でしかヌナと呼ばれないのですが、同じような気持ちで居てくれる方がいて嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年2月24日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
おーちゃ - 本当の歳もぐくより上でありたかったとおもうこの頃。 (2020年2月24日 17時) (レス) id: 170daf7539 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - めるたさん» めるたさん、コメント有難うございます。そう言ってくださると本当に嬉しいです、有難うございます。少しズレてるジョングクさんの重い愛を見せていければなと思います。これからも頑張ります! (2020年2月23日 10時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
めるた(プロフ) - ジョングクの愛重すぎるところすごい好きです笑 勘違い爆発してるとこも面白すぎます大好きです (2020年2月22日 22時) (レス) id: f979da34d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2020年2月14日 0時