【BTS】ジョングクの地雷。

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『…えっ、いや、ちょっ………！！？』








ぽたり、ぽたり。


止まることなく溢れ続ける涙に、心臓が飛び跳ねる。

一瞬、時が止まったように身体が硬直して動けなくなった。









JK「…酷い、よ、ヌナ、酷いよ……」

『え、ご、ごめんなさい、そんな泣くとは思ってなくて、』







JK「俺、本気で、ヌナのこと好きなのに…そんなこと言うなんて、酷いよ…」









はっとする。




た、確かに、わたし、酷いこと言っちゃったかもしれない。



泣くなんて思っても見なかった事態に、完全に頭が混乱して、焦っていた。涙には弱い。酷いなんて言われて泣かれたら、それは土下座するしかなくなる。





思えば、ジョングクさんの気持ちを踏みにじってしまったのではないか？


…そんなの、最低じゃないか。






よく考えれば、これ私が圧倒的に悪いことだ。



そうだ。私があの時ワンナイトしなければ。どういう経緯であんなことになったのかは知らないが、最低なんて言ってくるから、私からしたのではないか。




なのに、ジョングクさんに酷いことばっか言って突き放して。









何をやってるんだ、キムA。









『…え、えっと、本当にごめんなさい…』


JK「…俺はっ、本気で、ヌナのこと好きなのに、」

『あの、私も、デリカシーが無かったですし、えっと、本当にすみませんでしたと言いますか、えっとその、なんでもするので、許してください……。』






必死に頭を下げた。




立てないから、もう、土下座だ。

人生で初めて土下座なんてしたもんだ。三本指ついて謝った。

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