【BTS】ジョングクの地雷。

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『…はぁ………』






今日は特に疲れた。疲労感が襲ってきて、目が閉じそうだ。

スタッフ用の服から私服に着替えようとワイシャツのボタンを外していたときだった。









後ろの扉が、ガチャリと乱暴に開いた音がした。









「みっけ。」



『……えっ、』









間抜けな声だった。



ガチャリと鍵が閉まる音がしたかと思えば、低い声が聞こえてきて。









そこに立っていたのは、テヒョンさんだった。








心臓が飛び跳ねた。
思わず目を見開く。



慌てて、咄嗟に脱ぎかけていた服を胸元できゅっと握ってしまった。







バクバクと、心臓がとんでもない音を立てている。冷や汗がダラダラと垂れた。いる。後ろにいる。すごい居る。視線が痛い。待ってくれ。なんでここにテヒョンさんが。



…な、なんで入ってくるんだ、女子更衣室って書いてあるじゃん…！！









『…て、テヒョン、さん………？』

「うん？」

『いや、うんじゃなくて、ここ、女子更衣室、』

「え、知ってるよ。」






知ってるよ、じゃないんだ。

なんでそんな冷静なんだ…！！！









『出ていってください、着替えたいんです、』

TH「ねえ、Aちゃん。」

『なんですか…！？』






TH「ジョングクのこと誑かしてるって話、ホント？」









その瞬間。


頭の中が真っ白になった。









誑かしているわけではないが、なぜテヒョンさんが知っているのだと。

身体が硬直して、さらに冷や汗が流れ出した。
　

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