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テヒョンさんの指は綺麗だ。
…そこも含めて全部好きなのだが、いやちょっと、話が違う。
無理ですと言おうとした時。
TH「早く。ね?」
圧を掛けられた。
こうなるともう無理だ。
そ、そんな王子様のようなキラキラした目で見ないでおくれ。
腕を引っ張られて、気が付けば髪を乾かされているのである。
温かい風と。真後ろにテヒョンさん。
…ふ、触れられることでさえおこがましいのにッ、なんのご褒美ですか。これ。
本当に顔がゆでだこのようになりそうだった。
いや多分なってた。本当に顔沸騰してた。心臓がありえないスピードで波打ちはじめる。泣きそう。幸せすぎて泣ける。絶対分かってやってるでしょテヒョンさん。
私は単純だから。こんなのでもドキドキしてしまうんですよ。
TH「…ぶはっ、」
『な、なんですか!?』
TH「いや…ちゃんと今も顔赤いんだなーって。」
そりゃ赤いに決まってるでしょう。
なんですか。私が髪乾かされてる時は大丈夫だとか思ってたんですか。
無理だ。しっかり心臓爆発しますから。
自分の髪が短くてよかった、と初めて思う。割とすぐに髪は乾いて、悲しいのか嬉しいのかよかわからなかったけど、慌ててテヒョンさんに土下座した。
『ありがとうございますッ、このご恩は一生忘れません、』
TH「ははは。Aちゃんマジウケる。」
テヒョンさんが笑って下さるなら腹踊りだってたやすいことです。
『ご飯、もうちょっとなので…チキン食べれますか?』
TH「うん。好き。」
『たくさん食べてください、』
TH「うん。食べる。」
私が作ったご飯をテヒョンさんに食べてもらえるとかなんだこれ。
…わ、私は前世に世界でも救ったのだろうか…。
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菜々 - テヒョンさーんまじかっこいいです!ジョングクもいいお方でもう最高です!こんないい作品に会えて感謝です! (2020年3月16日 0時) (レス) id: dff011594f (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - チョコさん» 初めまして、チョコさん。いつも読んでくださってるんですね、すんごい嬉しいです。書いたことのないタイプのテヒョンさんだったので心配でしたが、そう言ってくださると安心します…これからも頑張ります(*´-`) (2020年2月5日 21時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!今回のテヒョン様もカッコよく描かれていて読んでいて幸せです笑笑 いつも応援してます! (2020年2月4日 22時) (レス) id: 58e918a46e (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - きききさん、コメント有難うございます。2章まで長々やってしまっているので、そう言って貰えると嬉しいです…(*´-`) これからも頑張ります! (2020年2月3日 17時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
ききき(プロフ) - ヤバいです!!おもしろすぎます!!!テヒョンさん嫁にもらってください… (2020年2月3日 8時) (レス) id: 2da95b0e04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2020年2月1日 18時