【BTS】高嶺の花のテヒョンさん 2

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電話を切られてから数分後の事件。部屋のインターホンが鳴ってしまった。

化粧の途中だった私は、もういいやと放って、慌てて駆け出した。テヒョンさん。テヒョンさん。なんて言われるんだろうか。酷いことを言われまくったらどうしよう。

顔を見たいけど見たくない。

せめてオブラートに包んでくれないだろうか。


必死にそう願った。だって、迷惑なんだよねとか言われたら絶対心折れる自信ある。








ガチャリと扉を開けた瞬間。









TH「…急にごめん、おはよう。」






王子様が立っていた。

いつ見てもかっこいい。正直朝から電話をされた時は事故にでも会ってお金を貸してくれとか言われるのかと思ったけど。ああ、やっぱり会ったらあったで嬉しい。単純な女だ。



でも、何を話されるんだろうかと、冷や汗。

嫌なドキドキだ。怖かった。言われるの、怖かった。







TH「あのさ、」

『待ってください、』

TH「ずっと前から言おうと思ってたんだけど」

『心の準備を！！進めますから！！』

TH「…言っちゃ、ダメかな。」





ダメです。絶対ダメですと叫びたい。

先を口走ろうとするテヒョンさんの口を慌てて止めた。ダメだ。だめだ。せめて心の準備をさせてくれ。いつ傷ついてもいいように、クッションだけは用意させてくれ。


そんな急に言われても。私無理なんですよ。

ちんちくりんメンタルで、ごめんなさい。

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