【BTS】高嶺の花のテヒョンさん 2

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電話番号は教えていない。
俺も持ってない。


…あ、だから未設定だったのか。

なぜか納得してしまう。
唐突の電話に驚いたけど、なんとなく、ジョングクくんならやってきそうだから。

俺とジョングクくんの目って一緒だから、同類だって感じるんだ。
この子も。Aちゃんのこと好きなんだろうなって。






「…ジョングクくん？」
「はい、ジョングクです。どーも。」
「なんでいきなり電話してきたの、こんな朝から。」
「昨日、俺、Aに告白してきました。」
「……は？」



「あ、聞こえてますかね。

俺、Aに告白してきました。」







理解できずに。冷や汗。頭真っ白で。
なぜジョングクくんが俺に電話してきていきなりそんなことを言うのか。



訳が分からなくて。何も言えなかった。








「…それで。」
「え？」


「なんて、言われたの。」







ムキになってそういう自分。かなり餓鬼っぽい。
でも、もう俺、Aちゃんのこと好きだから。

我慢はしたくない。







「やっぱりそこ気になりますよね。」
「当たり前でしょ。」
「どっちだと思いますか。」
「断られたと思うよ。」

「…どうしてですか。」








間も生み出さず、答えた。

正直、Aちゃんなら断るって自信が、あった。









「Aちゃんは、俺のことが好きだから。」

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