【BTS】高嶺の花のテヒョンさん 2

52 ページ2

.








き、キス。私の。私の唇がテヒョンさんに。


改めて考える。さっきの光景フラッシュバック。ああもう倒れそう。







TH「…すんげー寒い。」

『私もそう思ってました、す、すごい寒いです、』

TH「なんで傘ささずにきたの。」


『て、テヒョンさんがいなくなっちゃうと思って、』






言葉が途切れてしまう。

身振り手振りで頑張って伝えようとするのだが、テヒョンさんがぶって吹き出した。








TH「ふはっ、……なにそれ。マジウケる。」








その笑顔で寿命5年は伸びた。


私の生命源…なんでそんなにかっこいいんですか…と頭を抱えた。私は雨に濡れてもブサイクだが。テヒョンさんはどんな状況でも世界一かっこいい。


テヒョンさんの為なら雨の中外に突っ込むことでさえ容易いことである。


本当に心臓ドキドキバクバク。ワンチャン聞こえてる説出てくるぐらい。病気なのではないかと疑いそうだ。ち、近すぎて、息できない。






『は、早くお風呂入ってよく寝なきゃ風邪引きますテヒョンさん、家まで送っていきます、』

TH「ヤダ。」

『…え？』




TH「Aちゃん、俺ひとりにするの、禁止。」








そ、そう言うことを簡単に言っちゃダメだと思う。


かっと顔が熱くなるのがわかった。
…さ、寒いのに。矛盾している。









TH「Aちゃんの家ついてく。」

『…はっ、はい！？』







TH「ねぇ。Aちゃん。俺のこと、お持ち帰りしていーよ。」









多分私のように強靭な体じゃなければ確実に両方から鼻血が出ていたことだろう。




…ぜ、ぜひ。

私でよければ、お持ち帰り、させて頂きたい。

53→←51

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す