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JN「お昼、一緒に食べない？」
講義が終わった瞬間、ソクジン君が私にそう言った。
『……え、でも、』
ソクジン君って、私と違って友達いるの、知ってるし。
いつも誰かと一緒にイメージしかない。
でもその中でも少し静かで、でも常に誰かはソクジン君に話しかけてて。
いつも、周りに人が来る。
求めなくても、周りの人がソクジン君を求めている。
だから、無理して私に合わせなくてもいいのに。
そう思って、また口を開く。
『……気使わなくていいよ。』
JN「え？気使ってないよ。僕が、Aちゃんと仲良くなりたいだけ。」
『……仲良くって、』
今更だけど。
なんで私と仲良くなりたいなんて思うんだろう。
結構つまんないし。可愛いわけじゃない。
友達も多くないから、一緒にいたってソクジン君にメリット、なくない？
JN「だめかな。僕がAちゃんと仲良くしたいなんて言うの。」
『や、だめじゃないけど』
JN「じゃあ、良いよね？」
返事に戸惑った。
あれ。なんか、息苦しい。
ソクジン君はいつも通り笑っているはずなのに、なんでだろう。
首をどちらに振ることもできずにいると、ソクジン君が口を開く。
JN「聞いてるの？」
息を呑む。
声色的に、怒ってはないはず。
でも、何か、変な威圧感。
僕に逆らうな。歯向かうな。
そう言われているみたいだった。
『その、……ご、ごめ、』
JN「友達なら、これくらいするでしょ？」
『……ソクジン君と一緒に食べたいって人もいるだろうから…』
JN「僕がその人達に合わせなきゃいけない理由ってあるの？
普通、僕が一緒に居たい人といるべきだよね？」
わかった。
言葉の、違和感。
ソクジン君の言葉は、気が付けば「うん」と頷いてしまうような、人をうまく丸め込める話し方なのだと、この時気が付いた。優しい言葉なのに、人の意見を簡単に折ってしまうような。
気が付いたところで、私は彼にいいえと言えない。
私が言ってることは、間違っているのかもしれない。そんな疑いを持っている。
ソクジン君が、あたかも正しい答えを言っているかのように話すからだ。
『………う、ん』
JN「Aちゃんは僕といたくないの？」
『いや、そうじゃないよ…でも、ほら、ちょっと周りからの視線とか…』
JN「気にする必要ないよ。僕は、Aちゃん以外他人だと思って過ごすから。」
急に、身体が重くなった気がした。
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カナタ(プロフ) - バッドエンド( ；∀；)震えながら読ませていただきましたー！怖すぎた…助けてジョングガァ(´；ω；`)ダークなソクジンめちゃくちゃよかったです！このサイコパスソクジンのお友達であるナムジュンのお話も気になります！類は友を呼ぶって言うし・・・(笑) (2022年11月10日 23時) (
レス) @page31 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - カナタさん» カナタさん、いつもコメントして下さり有難うございます。返信遅れて申し訳ありません…！！今回のソクジン君、私はすっごく大好きな感じなので、最後まで楽しんで読んでくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願います！！ (2022年11月9日 0時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - わーい！いつきさんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです(*´д｀*) 今作はこわーいJNくん・・・強引に迫ってくる上に言葉の圧がすごすぎてヒヤヒヤします(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2022年9月8日 11時) (レス) id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
| 作成日時：2022年9月6日 22時
