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JN「僕なんかにトラウマ植え付けられて、可哀想に」
近づいてくる彼。
視界がぼやける。
それでも、ソクジン君の口角は上がっている。
よろこんでる、？
怖い、こわい。手が震える。
後ずさりをしても、詰め寄ってくる。
もう、味方が、いない、
『っや、やめてっ、！！！』
思わずそう叫んだ。
静かな空間。
私の声が響く。
伸びてきたソクジン君の手を振り払おうとした時、その手を、掴まれた。
ひっ、と声が漏れる。
JN「今更僕から離れてどうするの？」
『……え、？』
そう言われて、必死に、頭の中で考えた。
私の、周りにいる友達。
私の言うことを、ソクジン君よりも信じてくれてるような人は。
JN「僕以外、君の言うことを誰が信じてくれるの？」
…誰、？
考えても出てこない。
.
ソクジン君しか、いない？
JN「僕しかいないよ。そうでしょ？」
そう耳元で囁かれた。
顔が強張る。否定したいはずなのに、その言葉は出てこない。
彼の言う言葉は全て事実で、私にとって、当たり前のことになっていた。
ソクジン君が隣にいて、それ以外の人はいない。
そんな世界が、私に根付いていた。
『……う、ん………』
そう言うと、ソクジン君が満足げに笑う。
JN「うん。全部、僕だけだよ。」
優しく、ふわっとした笑顔。
彼の手が、私の顔にゆっくりと伸びて、頬を撫でる。
小さく声が溢れる。
JN「君は、僕がいなきゃ、ずっと1人だよ」
そうか、そうなんだ
.
JN「僕だけを見て。」
私には、ソクジン君だけだ。
嬉しそうに、口角を上げて笑ったソクジン君と目があって。
そのまま、顔が、重なった。
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カナタ(プロフ) - バッドエンド( ；∀；)震えながら読ませていただきましたー！怖すぎた…助けてジョングガァ(´；ω；`)ダークなソクジンめちゃくちゃよかったです！このサイコパスソクジンのお友達であるナムジュンのお話も気になります！類は友を呼ぶって言うし・・・(笑) (2022年11月10日 23時) (
レス) @page31 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - カナタさん» カナタさん、いつもコメントして下さり有難うございます。返信遅れて申し訳ありません…！！今回のソクジン君、私はすっごく大好きな感じなので、最後まで楽しんで読んでくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願います！！ (2022年11月9日 0時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - わーい！いつきさんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです(*´д｀*) 今作はこわーいJNくん・・・強引に迫ってくる上に言葉の圧がすごすぎてヒヤヒヤします(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2022年9月8日 11時) (レス) id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
| 作成日時：2022年9月6日 22時
