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その瞬間。
突然、背筋がゾクリとして。
身体が固まった。
『っ、え、？』
絞り出た声は、震えた声だった。
悲しいほどに弱々しく、か細い。
なに、これ。
ニコって笑うソクジン君が、なぜか、すごく、怖い。
心臓が激しく波打って、冷や汗が止まらなくて、血の気がひくほどに恐怖を感じていて。
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あ、この感覚、覚えてる。
そうだ、思い出した、
『……ソ、クジン、くん、』
あの時の、トラウマは。
JN「……あれ？思い出しちゃった？」
彼から、植え付けられた。
JN「さすがに、トラウマまでは誤魔化せなかったかぁ」
彼が笑った。
背筋は凍り、身体は固まって動けない。
冷や汗が頬を滴って。
私はもう、彼に捉えられている。
JN「高校生の時、Aちゃんをあんな風にした人、思い出した？」
思い出した。
『あ、…あっ、や、……』
今、やっと、鮮明に。
高校生の頃、いじめられていた私の頭を撫でて。
「僕のせいだよ」と囁いた、彼の顔も、声も、ぜんぶ。
どうして、気が付かなかったんだろう？
目の前にいる彼が、ずっと、私にトラウマを植え付けた人だったのに。
JN「僕だよ。トラウマって怖いよね、恐怖は脳裏に植え付けられてるのに、自分を傷つけた人ってのは都合良く排除しようとするんだって。
でも、思い出してくれて嬉しい。」
あ、ダメ、この笑顔。
もう、ずっと、忘れられない、
あ、れ、
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カナタ(プロフ) - バッドエンド( ；∀；)震えながら読ませていただきましたー！怖すぎた…助けてジョングガァ(´；ω；`)ダークなソクジンめちゃくちゃよかったです！このサイコパスソクジンのお友達であるナムジュンのお話も気になります！類は友を呼ぶって言うし・・・(笑) (2022年11月10日 23時) (
レス) @page31 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - カナタさん» カナタさん、いつもコメントして下さり有難うございます。返信遅れて申し訳ありません…！！今回のソクジン君、私はすっごく大好きな感じなので、最後まで楽しんで読んでくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願います！！ (2022年11月9日 0時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - わーい！いつきさんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです(*´д｀*) 今作はこわーいJNくん・・・強引に迫ってくる上に言葉の圧がすごすぎてヒヤヒヤします(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2022年9月8日 11時) (レス) id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
| 作成日時：2022年9月6日 22時
