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しばらく時が過ぎた。
いつの間にか、私の隣にはいつもソクジン君がいた。
大学へ行くときも、授業中も、ご飯を食べる時も、帰るときも。終わった後ですら遊ぶ時が増えた。ソクジン君は成績が優秀だから、勉強を教えてもらうこともある。
それが迷惑だ、と思うことはなかった。
私に、友達がいなくなっていたからだ。
ソヨンも、すでに頭の中にはいなかった。
彼女は友達なんかではないと、ソクジン君が強く言ったから。
きっとソクジン君がいなくなってしまえば、私は本当にひとりだ。
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ソクジン君に連れられて、駅にある雑貨屋さんを歩く。
JN「…あ、これ、Aちゃん持ってなかったっけ。」
『え？…ほんとだ。ここで買ってないのに…』
王子様という言葉がお似合いだ。なぜ私が隣に立っているのか不思議になる。
でも、ソクジン君も私以外の人といるところを最近はあまり見ない。
周りの女の子達からヒソヒソと噂されてる彼に、思わず言った。
『…ソクジン君って、好きな人とかいないの？』
そういうと、少しだけ目を見開いて、またいつものように笑った。
JN「なんで？」
『いや、その……結構モテるっていうか、告白とかたくさんされてるでしょ？』
JN「まあ、そうだね。人よりはされてるのかな。分からないけど。」
『だから、可愛い子とか、たくさんいるのに。なんで付き合わないのかなって。』
そう言うと、少しだけ目を据わらせて、笑った。
少しだけ怖い。慣れない、笑顔。
JN「僕、結構一途なんだよ。ずーっと執着してる人がいる。」
小物を手に取りながら話すソクジン君。
ソクジン君が、執着する人か。
JN「僕、好きな子にはちょっかい出しちゃうタイプでね。昔、色々あって。」
少し驚いた。
あのソクジン君が、好きな子に意地悪する人なんだ、って。
素直に意外だった。
『そうなんだ、意外……
私も、昔いじめられてて、……その時のこと、ずっと覚えてるよ。』
ふと口から出た言葉。
その瞬間だった。
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JN「覚えてるの？」
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カナタ(プロフ) - バッドエンド( ；∀；)震えながら読ませていただきましたー！怖すぎた…助けてジョングガァ(´；ω；`)ダークなソクジンめちゃくちゃよかったです！このサイコパスソクジンのお友達であるナムジュンのお話も気になります！類は友を呼ぶって言うし・・・(笑) (2022年11月10日 23時) (
レス) @page31 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - カナタさん» カナタさん、いつもコメントして下さり有難うございます。返信遅れて申し訳ありません…！！今回のソクジン君、私はすっごく大好きな感じなので、最後まで楽しんで読んでくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願います！！ (2022年11月9日 0時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - わーい！いつきさんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです(*´д｀*) 今作はこわーいJNくん・・・強引に迫ってくる上に言葉の圧がすごすぎてヒヤヒヤします(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2022年9月8日 11時) (レス) id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
| 作成日時：2022年9月6日 22時
