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『ソクジン君、おかしいよ』
震える声が溢れた。
はっとして、ソクジン君の方を見る。
ゾクリとする笑みだった。
背筋が凍って、私の身体は、動かなくなる。
JN「うん。そうだね。」
…自覚してるの？
じゃあ、なんでこんな事を？
考えると頭が痛くなる。
講義が始まる10分前、動悸が激しくなる。
JN「それで、君は僕をおかしいって言うけど」
『………っ、や、』
ガッ、と無理やり椅子を引かれた。
ソクジン君との距離が近くなる。
周りのみんながザワザワとしだす。明らかに私たちが原因なのは分かる。
綺麗な顔が、目の前にある。
ソクジン君は、美しすぎて、怖いくらいだ。
JN「君も、おかしいんじゃないのかな？」
そう耳打ちしたソクジン君の声。
私の身体に、深く、何度も響いていく。
『……わ、私が、？』
JN「なんでって顔してるね。聞くけどさ、君、あの子と僕以外に、友達いる？」
一瞬息が詰まる。
必死に思考を巡らせたとて、誰の顔も思い浮かばなかったからだ。
ソクジン君は、そんな私を見てゆっくりと口角を上げた。
JN「今日から、僕が君に教えてあげる。」
ソクジン君の顔が、近くなる。
冷や汗が滴って、ソクジン君と目は合わせられない。
あ、息、できない。
なにこれ、まって、ソクジン君が、ちかい、
JN「Aちゃんがあの子に依存してる事。それと、」
小さな声でそう言ったソクジン君。
その瞬間、教授が入ってきて、みんなの視線が前に向いたのが分かった。
そう思った時。
視界を遮るソクジン君の顔。
それと同時に、私は、ソクジン君にキスをされていた。
誰も気が付いていない。
私がされた事を、誰も、知らない。
腰が抜けて、動けない。
そんな私を見下ろしながら、ソクジン君は唇を舌で舐めて、笑う。
JN「君が、ずっと僕に依存できるようにしてあげる。」
低い声だった。
ゾクリと震える身体。
私を捉える目線は、鋭く、甘い。
ああ、逃げられない。
直感が、本能が、私にそう言っていた。
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カナタ(プロフ) - バッドエンド( ；∀；)震えながら読ませていただきましたー！怖すぎた…助けてジョングガァ(´；ω；`)ダークなソクジンめちゃくちゃよかったです！このサイコパスソクジンのお友達であるナムジュンのお話も気になります！類は友を呼ぶって言うし・・・(笑) (2022年11月10日 23時) (
レス) @page31 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - カナタさん» カナタさん、いつもコメントして下さり有難うございます。返信遅れて申し訳ありません…！！今回のソクジン君、私はすっごく大好きな感じなので、最後まで楽しんで読んでくれたら嬉しいです！これからもよろしくお願います！！ (2022年11月9日 0時) (レス) id: 1188f9dba1 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - わーい！いつきさんの新作！！めちゃくちゃ嬉しいです(*´д｀*) 今作はこわーいJNくん・・・強引に迫ってくる上に言葉の圧がすごすぎてヒヤヒヤします(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2022年9月8日 11時) (レス) id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
| 作成日時：2022年9月6日 22時
