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JM side
スッと僕の手から離れたボール。
いける。入る。絶対に入れる。
そうやって負ける恐怖に勝つために自己暗示をかける。
勢いよく放ったボールは、順調にゴールへと向かっていって。
もしかしたらってちょっと思った。
ガコンッ！
リングに当たって、グルグルと輪郭を回った後。
「……はずれ、た…」
ボールはゴールに入ることはなく、地面に落ちていった。
何だか、呆気なかったな。
こんなに簡単に負けるもんなんだって。
でもそれと同時に悔しさと後悔が溢れてきて。
本当は、分かってた。
投げたあの瞬間に、このシュートは成功しないって。
ジョングクの投げたボールを見つめて、あぁ入るなって。
綺麗にネットを通ったボールと、嬉しさを静かに噛み締めるジョングクに焦って。
「……負けちゃったか。」
……分かっていた。こうなることは。
震える足に気付いた時から。
ジョングクのシュートが成功する前から。
いや。
本当は、勝負を持ちかけられたあの時から。
それでもやっぱり、負けたくなくて。
僕はさ、もうずっと片想いしてんの。
お前よりAのことを分かってるし、好きな気持ちだって僕の方がずっと上。
負けたくなかった。
ようやく素直になることができそうだったから。
だから呼び出した。勝負にも乗った。
だけど、勝てなかった。
「僕の勝ち……ですね。」
「…そうだね。」
「……悔しいですか。」
「……当たり前だろ。
……それでも、約束は守るから。」
約束は、約束。
賭けに乗ったのも自分の意思。
気が付いた時、体育館にジョングクは居なくなっていて。
ひとりぼっちになっていた。
スマホを取り出して、Aに電話をかける。
すぐに電話は繋がって。
『…ジミン？』
向こうから聞こえてくる弱々しい声に、笑顔が零れ落ちた。
「…あ、A…うん、僕。…あのさ、
…僕と幼馴染でいてくれて、有難う。これからもずっといい“友達”でいようね。」
Aの返事も聞かずに電話を切った。
これでよかったんだ。きっと。
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閔(プロフ) - Pちゃん（）さん» あけましておめでとうございます。ここまで読んでいただきありがとうございます。二人でなんとか完結までもってこれました。最初からずっと、応援していただき本当に励みになりました。ここまで本当に、ありがとうございました！ (2020年1月13日 20時) (
レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - あけましておめでとうございます。お久しぶりです！完結おめでとうございます！ジミたん、、、。めちゃ良かったです！ (2020年1月13日 19時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもありがとうございます！そうですね...ジョングクさんの本当の思いはどうなのか......どうぞこれからの展開をお楽しみに。更新、頑張りますね！ (2019年12月23日 13時) (レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - ぐぅの本心なのかまだ、ジミたんを陥れる？ために言ったのか、ぐぅの本心が知りたーい！！www更新頑張って下さい、待ってます！ (2019年12月23日 11時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 心優さん» いつも見てくださり有難うございます。私のはじめての合作であり、至らない点多くあると思いますが、閔さんに助けを貰いキュンキュンしてもらえる小説になっているのなら嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2019年11月4日 22時
