8 ページ8
JM side
幼馴染に恋をしていたのは、小学生のときぐらいだったんじゃないか。
赤ん坊の頃から一緒で、親同士も仲が良くて、クラスも離れたことなんかなくて。
物語の主人公とヒロインだろう、僕達って。
幼馴染って自然にくっつくもんじゃないの。
Aも彼氏なんか作る気配もなかったから、そう余裕を持ってきた。
『ねえジミン！私彼氏できた！』
中学2年生のある日。
Aが、家に来た瞬間死ぬほど嬉しそうな顔してそう言ってきた。
「は？」
身体が固まった。
同時に、頭が真っ白になる。
え。
なんでお前、勝手に彼氏なんか作ってんの。
馬鹿みたいにお前を一途に思ってきた僕は、なんだったの？
1番近くでお前を見てきたのに？
僕が、お前を一番わかってやれるのに？
何処の馬の骨かも分からないやつと付き合うの？
『どうしたの？』
「……なんで、」
『ジミン？』
「ふざけんな。」
咄嗟に出たのがそんな言葉で。
近づいてきた手を掴んで、引っ張ると柔軟剤の匂いが強くなる。
軽いリップ音が部屋に響いた。
肩を押されて、目を見開いて僕を見るAを見て、慌てて家を出た。
「…はっ……、」
キス、しちゃった。
彼氏作ったんだ。へぇ。
今更になって理解。
…もう、訳がわからない。
その日からだ。
どうしてもAの気を引きたくて、女に手を出した。
案外と簡単だった。キスして押し倒せば大体の人は僕に体を許してくれる。
幼馴染の僕が、女の人と遊んでるなんて知ったら、僕しか見れないでしょう？
胸が苦しくなるようなあの嬉しそうな顔が、良くも悪くも絶望になれば。
頭の中全部、僕のことでいっぱいになれば良い。
僕だけをみて、A。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1578人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
閔(プロフ) - Pちゃん（）さん» あけましておめでとうございます。ここまで読んでいただきありがとうございます。二人でなんとか完結までもってこれました。最初からずっと、応援していただき本当に励みになりました。ここまで本当に、ありがとうございました！ (2020年1月13日 20時) (
レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - あけましておめでとうございます。お久しぶりです！完結おめでとうございます！ジミたん、、、。めちゃ良かったです！ (2020年1月13日 19時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
閔(プロフ) - Pちゃん（）さん» いつもありがとうございます！そうですね...ジョングクさんの本当の思いはどうなのか......どうぞこれからの展開をお楽しみに。更新、頑張りますね！ (2019年12月23日 13時) (レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - ぐぅの本心なのかまだ、ジミたんを陥れる？ために言ったのか、ぐぅの本心が知りたーい！！www更新頑張って下さい、待ってます！ (2019年12月23日 11時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 心優さん» いつも見てくださり有難うございます。私のはじめての合作であり、至らない点多くあると思いますが、閔さんに助けを貰いキュンキュンしてもらえる小説になっているのなら嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2019年11月4日 22時
