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『え、えっと……』








あからさまに動揺して、目を泳がせる。
顔が赤く見えるのはきっと、気のせいなんかじゃない。





……おかしいな。

なんでこんなに、嬉しいんだろ。


男として見てもらえている。
ちゃんと僕の気持ちを理解してくれている。

僕の告白が通じている。



それだけ。たったそれだけ。

でも、Aは鈍感だから気付くわけないって。
この気持ちを伝えたところで、いつもの笑顔で私もって言うんだって思ってたから。




何でだろう。

わけもなく嬉しいんだ。


 



 


「A。」


『っ、……な、なに?」









今まで、散々傷つけた僕だけど。

こんなにも、汚れてしまった僕だけど。

 

まだ、間に合うだろうか。





その華奢な体をそっと引き寄せる。
慣れていないからかびっくりするA。

そうさせたのは、僕なんだね。
 


 




ねえ、


今までごめん。

これからはもっと優しくするから。
ずっと大切にするからさ。



僕のこと、好きになってよ。





 


 

『じ、ジミナっ……』










あたふたするA。
どう反応すればいいか分かってないんでしょ。




 





「……ごめん。今のなしね。」


『っ、え……』





 
「今日はもう帰るから。ごめん、急に。じゃ。

…あ。ココアありがとう。おいしかった」


 
 



 

 

無理やり、だったな。


でも、今はこの嬉しさに浸っていたい。

あの優しい目の奥に見えた、Aの気持ち。
まだ気付いてないフリをさせてくれ。



まだ、僕を見ていてほしいんだ。

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(プロフ) - Pちゃん()さん» あけましておめでとうございます。ここまで読んでいただきありがとうございます。二人でなんとか完結までもってこれました。最初からずっと、応援していただき本当に励みになりました。ここまで本当に、ありがとうございました! (2020年1月13日 20時) (レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - あけましておめでとうございます。お久しぶりです!完結おめでとうございます!ジミたん、、、。めちゃ良かったです! (2020年1月13日 19時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Pちゃん()さん» いつもありがとうございます!そうですね...ジョングクさんの本当の思いはどうなのか......どうぞこれからの展開をお楽しみに。更新、頑張りますね! (2019年12月23日 13時) (レス) id: 5e020f9388 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - ぐぅの本心なのかまだ、ジミたんを陥れる?ために言ったのか、ぐぅの本心が知りたーい!!www更新頑張って下さい、待ってます! (2019年12月23日 11時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - 心優さん» いつも見てくださり有難うございます。私のはじめての合作であり、至らない点多くあると思いますが、閔さんに助けを貰いキュンキュンしてもらえる小説になっているのなら嬉しいです。これからも頑張ります。 (2019年12月22日 22時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年11月4日 22時

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