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『じょ、んぐくっ、くん、』
「助けに来たよ。」
『なん、でっ、こうなったのか、わかんなくて、』
「うん。泣かないで。僕はここにいるから。大丈夫、大丈夫。」
柔らかい柔軟剤の匂いも、少し低めの声も。
愛おしくて、どうにかなりそうだ。
「ねぇ。」
『な、んですか、』
「僕と付き合ってよ。」
素直じゃなかったのかもしれない。
愛ゆえの執着心。
そんな、甘い毒。
「襲ってごめんなんて一生言わないけど、離す気ないよ。」
『いっ、意味わかんないよ、』
「分かんなくていいよ。逃げ場所がないことぐらい分かるでしょ?」
そう言って顔を近づけると、一気に耳まで真っ赤になって。
『〜〜〜〜ッ、う、ぁ、』
「声出てないんだけど。良いんだったら首縦に振ってよ。キスするから。」
横に振られてもキスするんだけどさ。
嫌いだなんて言われて振られても文句なんて言えないから、またストーカーまがいなことしてやろうとも思ってた。
その時、縦に振られる首。
「……マジ?」
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テテLOVE - とても最高でした!!! もうちょっと、続き見たかったーww こういうグクもokですなーーー (2019年12月7日 19時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
yka.(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当にこの作品大好きです…私も狂愛チックなお話が大好きでして…(( 次の作品も楽しみにまっております、!! (2019年10月27日 0時) (レス) id: 537e4a64df (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - いえいえ!私も大人の知恵熱というものを知らなかったですし、名前のやつも自分のだけ反応してなかったのでは…と心配していたので合っていて良かったです(^^)とてもこの作品も面白かったですよ! (2019年10月16日 18時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - SIN-KYOさん» 有難うございますっっ…!!本当こんなぽんこつ作者で申し訳ないです笑 (2019年10月15日 21時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
SIN-KYO - 35のはじめの方だと思うのですが…私の勘違いだったらすみません(汗 (2019年10月15日 20時) (レス) id: 467b8a1d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年10月10日 22時