幼馴染は私のことを嫌っている。

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「ジミンくん、えっと…その、あの……ちょっと…来てくれませんか……？」



JM「うん、いいよ。あっち行こうか？」


「！！う、うん…♡」





と、目の前で起きている会話を鼻息が荒くなるほど見つめる。






こここここ、これは…告白の雰囲気ッ！！！

にこにこ笑いながら出て行こうとするジミン。つ、ついにジミンにも春がやってくるか…！！


生で告白前のシーンを見るのは初めてだなぁとか呑気に考えていると、机にどさりとなにかが乗っけられた。な、なんだこれ。プリント…







JM「僕ちょっと行ってくるから、Aちゃんこれ宜しくね？」



『…え？』



JM「僕達同じクラスの幼馴染だし。ね？」




バイバイ、と手を振るジミンに一応手を振った。


プリントには「体育祭企画書」と書いてあって、その他の学級委員の仕事が諸々全て机の上にある。ん？待てよ。よくよく考えたらこれ…







『私仕事押し付けられたじゃん！！』






な、なんだとぉおお！！？？


な、なに一つ文字書いてない。

割と本気で押し付けられた……？





仲良く話しかけてきてくれたジミンにちょっとでも許してくれたのかと期待をした私が馬鹿だったということに今気がついた。そ、そうだ。ジミンは私のことを嫌っているじゃないか。


…でも……仕事押しつけるまでしなくてもいいよなぁ……。






しかも提出期限今日までじゃねえか！！嘘だろ！？






『………ジミン…』









いつからこんなに変わってしまったのだろうか。



急激な幼馴染の悪い変化に動揺が隠せない。

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