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しっかりと唇に残りつつある感覚。

ぽかんとしてるA。
なんちゅう顔してんだと思いながらもう痛みも治った足でベットから立ち上がる。



「じゃーな。」



あぁ、なんということだ。

人生初の恋心。初体験すぎて困る。




今俺の心は、どうしようもなくドキドキしてしまっている。





カッコつけてそう出て行ったはいいものの行く先もない。


次あの男にに目が合ったらまたボコボコにされそう。あぁ。いいや。次もAに手当てしてもらえるなら、誰これ構わず俺に怪我をさせてくれ。そうとも思った。

…重症すぎ。





何に心臓が高鳴ったのか。

疑問である。




…恋とか、お子ちゃまじゃん。

そう思って女子から目を背けてきた俺だが、そういう甘い恋とは関係なしに、高校生ってほら。女子を目の前にしたらさ。あるじゃん。そういうさ。分かるだろ。

そんなある日、集ってきた女子の1人に手を出した。

目をハートにして抱かれる奴ら。汚ねえな。俺何してんだろ。そう思った日もあった。



…Aを酷く扱えるのかと言われたらうんって言えないじゃん。

アイツとその他大勢の女子の違いって、多分それ。





健全なヤツだ。ジミンと同じような性格してやがる。


あの空気だったら、キスぐらい当然じゃん。普通じゃん。マジでそういう空気だったじゃん。雰囲気あったのぐらい分かるだろ。

俺は少なくともそう感じたのでキスをしたまでだが、どうもAとは感性が合わないらしい。


…まぁ、顔真っ赤にしてぽかんと俺を見る姿はどことなく面白かったからいいや。






ふとそこで気がつく。





…自販機のジュースの缶を押したはずなのに、ブラックの缶コーヒーを手にしていた自分。

馬鹿すぎる、と呆れた。







「………にっが。」









俺の青春は、どうにも進み方が変わってしまったらしい。

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いつき(プロフ) - Mallikaさん» 有難うございます……!私の小説に出会って下さったこと、心から感謝します。全部読んでくださったんですか!?嬉しいです……!!これからも頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
sunayong(プロフ) - お疲れ様でした!少し前からいつきさんの作品を読ませてもらってて、お気に入り登録させて頂いてます笑 あの、もしよかったらこの後二人がらぶらぶしてる感じの番外編みたいなの書いていただけませんか…?笑 書いて下さると嬉しいです!!これからも頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 30541f0aca (このIDを非表示/違反報告)
Mallika(プロフ) - コメント失礼します。少し遅れて読みました!完結おめでとうございます!この作品を機に、いつきさんの虜になって、新作も含めての全部の作品を読んで参りました。どの作品も面白かったです。これからも応援してます!長文失礼しました。 (2019年7月29日 15時) (レス) id: 19ee6a8b55 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - tomiichさん» 有難うございます…!嬉しいです。明日から新作も出そうかなと予定しているので、楽しみに待ってくださると幸いです。これからも頑張ります! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
tomiich(プロフ) - とても楽しく最後まで読まさせて頂きました!!!他の作品も楽しみにしてます。完結おめでとうございます!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: a666661c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年7月15日 11時

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