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クラスは奇跡的なのか分からないけれど同じだったのだ。
隣の席ではないが、班は一緒だ。気まず過ぎておかしくなりそうだった。
…ほ、本当にジミンは私に喋りかけるなって言った…?
実は私の幻聴なのではないか。
聞き間違いだったりして…わ、私ババアじゃん!!
割と本気でそう思った。
だ、だって。
中学生の時まで…ふ、普通に遊んでた幼馴染だ。
いきなりそう言われても、対処が出来ない。
『じ、ジミン……、』
ビビリな私も勇気を振り絞って、下校の時に話しかけてみた。
な、なんて不穏な空気。うう、外にいるというのに換気されてない気分。
JM「……うざ。」
『え、』
JM「お前のそういうところ、マジで嫌いだわ。」
固まる私。
と、そんなの気にせずスタスタと先に歩いて行ってしまったジミン。
『………!?!?』
絶賛パニック中の私。
き、聞き間違いじゃない!!
これは……確実に嫌われている!!
い、いや。でも、何故急に。
嫌なことでもしただろうか。
ジミンは基本的に優しい男の子だ。
小学校の頃は夏休みの宿題が終わらない私を手伝ってくれてたし、中学生になっても友達があまり出来なかった私を気遣って休み時間は一緒にいてくれることが多かった。
人の気持ちを考えられる、優しい優しい幼馴染だ。
ほ、ほんとうに。なんで。
分からない。何もした覚えがない。
わ、私が知らぬ所で嫌なことをしてしまった…?
あんなに優しかったジミンがそんなに怒ることを、私はしただろうか。
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いつき(プロフ) - Mallikaさん» 有難うございます……!私の小説に出会って下さったこと、心から感謝します。全部読んでくださったんですか!?嬉しいです……!!これからも頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
sunayong(プロフ) - お疲れ様でした!少し前からいつきさんの作品を読ませてもらってて、お気に入り登録させて頂いてます笑 あの、もしよかったらこの後二人がらぶらぶしてる感じの番外編みたいなの書いていただけませんか…?笑 書いて下さると嬉しいです!!これからも頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 30541f0aca (このIDを非表示/違反報告)
Mallika(プロフ) - コメント失礼します。少し遅れて読みました!完結おめでとうございます!この作品を機に、いつきさんの虜になって、新作も含めての全部の作品を読んで参りました。どの作品も面白かったです。これからも応援してます!長文失礼しました。 (2019年7月29日 15時) (レス) id: 19ee6a8b55 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - tomiichさん» 有難うございます…!嬉しいです。明日から新作も出そうかなと予定しているので、楽しみに待ってくださると幸いです。これからも頑張ります! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
tomiich(プロフ) - とても楽しく最後まで読まさせて頂きました!!!他の作品も楽しみにしてます。完結おめでとうございます!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: a666661c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年7月15日 11時