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帰り道。

一緒に帰ろうと言ってきてくれた友達を委員会があるから、と残念ながらに断ってしまった。
うう、この時期は私達の委員会の仕事が多いったらありゃしない…。



と、その時。

ドアが乱暴な音を立てて開く。







JM「…うわ。」





じ、ジミンだ。


会った瞬間うわって。嫌われすぎだよ…と涙ほろり状態だが、私はこの時思い出す。



距離を開けなければ。

そう、これは成長過程の第一歩なのだ!







『……そこ通るから…』



か、かなり怖い。

何が怖いって、なんかこう…圧倒的威圧感と言いますか……。



目が合ったら殺されるんじゃないか。

こ、言葉を話しただけで殴られるんじゃないか。


そうびくびくしながらも隣を通り過ぎようとした時だった。





JM「A?」





優しい声でそう呼び止められた。





あまりに久しぶりに感じたその声に私は慌てて振り返った。

元のジミンの声だ。


ビビりな私を助けてくれていた、あのジミンの声だった。







『……ぁ、…ひ、』






でも、振り返ったのが馬鹿だったのだ。






その瞬間、制服のネクタイをぐいっと引っ張られた。


次に気が付いたら、ジミンの顔が目の前にあったのだ。









JM「弱虫女のくせに、なに強がってんの?」









無表情のジミンにそう言われた。




ぎゅーってネクタイが締まる。







よ、弱虫女。



ぐさっと刺さってくるその言葉。







やっぱりジミンにもそう思われてたんだ、と泣きそうになった。








JM「なんか言えよ。僕がお前に時間使ってやってんだよ?」




だったら構ってくれないほうがいい。


直接言えるわけないが、明らか理不尽な事を言うジミンにそう思う。








『わ、私はっ……!!』


JM「……あ?」






口が勝手に動き出していた。

目が熱くなって、思わずその場から逃げ出しそうになった。




行くんだ。今こそ言うべきなのだ。



恐怖からによる火事場の馬鹿力だよ私ぃいい!!!









『も、もう……弱虫じゃ、…ない……っ!!!!』








ぼろぼろと溢れ出てきた涙と同時に、全てが吹っ切れた気がした。

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いつき(プロフ) - Mallikaさん» 有難うございます……!私の小説に出会って下さったこと、心から感謝します。全部読んでくださったんですか!?嬉しいです……!!これからも頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
sunayong(プロフ) - お疲れ様でした!少し前からいつきさんの作品を読ませてもらってて、お気に入り登録させて頂いてます笑 あの、もしよかったらこの後二人がらぶらぶしてる感じの番外編みたいなの書いていただけませんか…?笑 書いて下さると嬉しいです!!これからも頑張ってください! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 30541f0aca (このIDを非表示/違反報告)
Mallika(プロフ) - コメント失礼します。少し遅れて読みました!完結おめでとうございます!この作品を機に、いつきさんの虜になって、新作も含めての全部の作品を読んで参りました。どの作品も面白かったです。これからも応援してます!長文失礼しました。 (2019年7月29日 15時) (レス) id: 19ee6a8b55 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - tomiichさん» 有難うございます…!嬉しいです。明日から新作も出そうかなと予定しているので、楽しみに待ってくださると幸いです。これからも頑張ります! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
tomiich(プロフ) - とても楽しく最後まで読まさせて頂きました!!!他の作品も楽しみにしてます。完結おめでとうございます!! (2019年7月27日 22時) (レス) id: a666661c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2019年7月15日 11時

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