ゆるらりるりらゆるゆりら。【幽幻ロマンチカ】 (ページ9)

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桜が7輪ページ9

桜花「…ん」

目を開けると

白いカーテン

白いベット

桜花「保健室…？」

？「あ、起きた？」

突然声が聞こえた

まだくらくらする頭を声のした方に向けると

桜花「…イリヤ？」

そこには妖怪姿のイリヤ

イリヤ「おはよう、桜花…と言ってももう夜だけどね。まだ熱あるんだから寝てなよ」

桜花「なんで私保健室に…？」

イリヤ「教室で倒れたんだって。同じクラスの男の子が運んできてくれたんだよ」

男の子…？

桜花「千世くん、かな…？その人頭ふわふわだった？」

イリヤ「ふわふわって…そんな誤解を与えそうな言い回ししなくても」

桜花「え、なんか誤解与える？」

イリヤ「なんか馬鹿っぽく聞こえるよ…まぁ確かに癖っ毛だったね。7時半くらいまでここにいたけど、さすがに時間が時間だったし帰ってもらったよ、よかった？」

桜花「うん…」

また明日謝らないと…

イリヤ「で、桜花」

桜花「なに？」

イリヤ「何の願いを叶えたの？珍しいよね、桜花が願い叶えるのなんて。倒れた原因それでしょ？」

桜花「えと…千世くんがね、昨日来たの。で、マカロンくれたの。それで妹ちゃんの身体弱いの治したら…」

イリヤ「反動が全部自分に返ってきたわけか。それにしても説明雑すぎないかい？」

桜花「そう。雑じゃないもん…」

雑ではない…はず

…私的にはだけど

イリヤ「そんな無理しちゃダメだよ。今夜はここで休んできなよ」

桜花「うん」

イリヤ「あ、あと」

桜花「ん…？」

イリヤ「身長測る？」

桜花「殺すよ？伸びてないのわかってるくせに…」

イリヤ「ごめん、ごめん。マカロン買ってくるから、許してよ」

桜花「…許す」

そのあとはマカロンをイリヤに買ってもらって、ご機嫌で寝ました…