桜が18輪 ページ24
怜雨くんは、私にそういった。
私は間髪入れずに答える。
桜花「めんどくさいから嫌」
怜雨「少しは考えるそぶりくらい見せろよ」
桜花「嫌。私お菓子食べたいもん」
怜雨くんの相手より、お菓子のほうが大事。
妖怪とは時に酷な生き物なのだ、しょうがない。
ヒフミ「それにしてもなんで力比べなんてしたいんだ?」
ひーくんが、怜雨くんに尋ねる。
怜雨「師匠が、何でもいいから適当に力試しして来いってさ。何もせず帰ったら締め出される未来が見えてるから、こうしてわざわざ出向いてやったわけ」
桜花「その辺の妖怪崩れの相手してくればよかったじゃん…あ、このクッキーしけってる」
怜雨「残念なことに見かけなかったから」
桜花「あっそ」
まぁ私に迷惑が掛からないなら問題はない。
妖怪崩れがたくさん出そうなところ、教えたら帰るかな?
ヒフミ「おい、怜雨」
怜雨「なに」
ヒフミ「あそこに妖怪崩れ、いるけど」
見れば、学校の敷地を囲っているフェンスの外に、妖怪崩れ。
桜花「強そうなやついるじゃん。私たち倒すの面倒だし、倒してきて。そして帰って」
怜雨「どうせならもうちょっと強そうなのがよかったんだけど。ま、早く倒して帰るか」
そういって、怜雨くんは歩きだして少しのところで振り向いた。
怜雨「次来たときは、相手してよね」
桜花「お断り。代わりにひーくんが相手してくれるはずだから」
ヒフミ「え!?」
そういうと怜雨くんはポーカーフェイスをちょっとだけ動かし、笑う。
怜雨「どっちでもいいよ。じゃ、また来るから」
そういって今度こそ、妖怪崩れのもとへと歩いて行った。
15人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花梨(プロフ) - 火鞠さん» お疲れ様です♪ (2018年3月23日 22時) (レス) id: 7cbf2f6e69 (このIDを非表示/違反報告)
火鞠 - 緊張したよー (2018年3月23日 19時) (レス) id: 61b84d667e (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 火鞠さん» おめでとうございます〜! (2018年3月23日 19時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
火鞠 - 今日卒業したーヾ(*´∀`*)ノ (2018年3月23日 19時) (レス) id: 61b84d667e (このIDを非表示/違反報告)
花梨(プロフ) - 夢里さん» はい、それ自分で書いてて思いました、はい、ごめんなさい (2018年3月12日 21時) (レス) id: 0d633d3490 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花梨 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年7月26日 17時