インテリ(ア)(ut×em) ページ8
「エミさーん…ってあれ、寝とる？」
特に用事があったわけでもないが、エーミールの部屋を訪れた鬱は部屋が静かなことに疑問をもつ。
部屋を見渡して、その理由に気づいた。
エーミールは机に突っ伏して眠っていた。
「あちゃあ…タイミング悪かったかな？」
ふとエーミールの机を見ると、赤い糸が落ちてる。
「…なんや、これ…。」
何の変哲もない赤い糸。
鬱はあることを思い付き、エーミールが起きるのを待った。
＊＊＊
「ん…？あれ…大先生？」
「おはよう、エミさん。」
「すっ、すみません！いつからいたんですか？起こして良かったんですよ…？」
「いやぁ、エミさん気持ち良さそうに寝とるし。特に用事があったわけやないから。」
「そ、そうなんですか…？」
「ところでエミさん。」
鬱はそこで言葉を区切って、自分の小指を見せた。
鬱の小指には赤い糸が巻き付いてる。
「…大先生、それって…。」
エーミールもつられて自分の小指を見る。
そこには、鬱と同じように赤い糸が巻き付いてる。
「運命の赤い糸…なんちゃって。」
「…。」
「…あれ、エミさん？」
無言のエーミールに不安になった鬱はエーミールの顔を覗きこむ。
エーミールは以外にも顔を真っ赤にさせていた。
「…えっと、エミさん。」
「…大先生って、以外とロマンチストなんですね…。」
「いや、てか…そんな照れると思わんかったわ…。」
〜おまけ〜
「そういやこの赤い糸どうしたん？」
「大学に潜入したときの教え子から貰ったプレゼントのラッピングですよ。」
「…それって男？女？」
「心配しなくても男の子ですよ。」
「いや！同性かて安心はできへん！というかそんな奴からもろた赤い糸って嫌やな…。」
「まあ、目に見える糸がなくても…私と大先生は赤い糸で繋がってますもんね？」
「…エミさんこそロマンチストやない？」
インテリ(ア)(ut×em)→←堅気(zm×ut)(やっぱりCP要素なし、オチもなし)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「実況者」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - な〜ちゃんさん» ありがとうございます！愛してるゲームとは大分違う感じになりましたが…そう言っていただけて嬉しいです！ (2021年10月16日 15時) (
レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
な〜ちゃん(プロフ) - とても面白かったです！我は、白尾さんの愛してるゲームする奴が好きですね！ (2021年10月16日 14時) (レス) @page34 id: 799da633ff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらもち
| 作成日時：2019年12月24日 14時
