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「うっわ、薮これ一人で一日で作ったの？」
「昔から光と雄也に泣きつかれてたし。こういうの作るの得意になったんだよ。」
「光は幼馴染だからわかるけど、�睫擇癲�」
「小学校からの知り合いなんだよ。」
なるほど、そういえば�睫擇斑里蟾腓辰新舒泙�いてなかったけど、そんな前から知り合いなのか…。
「光と�睫收賤僂里鮑遒辰晋紂△修Δい┐仟腓舛磴鵑隼嚇弔發笋个�ったな、と思い出して。」
「言ってくれれば手伝ったのに。」
「次は頼むわ。」
そんなことを話してる内に二年の教室に着く。
「じゃあ薮、またお昼休みに。」
「うん。」
「…伊野ちゃん。」
「ん？」
「…ううん、なんでもない。また後で。」
「…？うん…。」
なんだろう、最近の大ちゃん可笑しい気がする。
知念に告白されたって言ったときも、いつものノリで抱きついたときも、今日の朝だって…。
「…大ちゃん。」
歩き出した大ちゃんを呼び止める。
「…何か悩みとかあるならきくよ？解決できるかはわかんないけど…相談のるくらいならできるから。」
俺がそう言うと大ちゃんは一瞬驚いた後、いつもみたいに笑って。
「ありがとね、伊野ちゃん。」
いつも通りの声でそう言った。
…大ちゃん、ほんと嘘つくの下手。
何か隠してるでしょ、わかるよ。
けど…俺に言ってくれないってことは…多分、俺関連なんだろうね。
「…。」
大ちゃんは俺のために頑張ってくれたのに、俺は大ちゃんのために何もできないの？
「はぁ…。」
意識しなくてもため息が漏れる。
…考えるのやめよう。
大ちゃんから話してくれないなら、話してくれるのを待つだけ。
それまではテストに集中しよう。
「伊野ちゃん。」
「…うげ。」
久々に合ったな、ラブホリ王子…。
「その反応は酷くない？」
「…何？」
「伊野ちゃん達今、放課後テスト勉強してるんだって？俺も混ぜてよ。」
「断る！！」
「潔いね！？しかも即答どころか食い気味だったよ！？」
「お前頭良いんだろ？わざわざ来んなよ…。」
風磨情報だけど頭良いって聞いたぞ。
「いいじゃん、最近伊野ちゃんと会えなくて俺寂しい。」
何言ってんだ、こいつ。
まず演劇部入るまで接点なんかなかったくせに。
「俺は全く一切全然寂しくない。」
「流石に傷つく。」
「…勝手に来れば？お前の相手しねぇけど。」
「ツンデレ！？ツンデレなの、伊野ちゃん！」
「…やっぱり来んな。 」
こいつマジうぜぇな。
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2017年8月14日 1時
