続)俺がヒロインやってるのはどう考えてもおかしい！Yb×In (ページ37)

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｢勉強会ねぇ…。伊野ちゃんに教えるのは全然良いんだけど、勉強会…。｣

｢あれ、あんまり乗り気じゃない？｣

薮からまさかの事実を聞いた俺は、大ちゃんと共に知念を勉強会に誘いにきたんだけど…。

｢いや、僕人見知りだからさ…。…宏太とヒカと…あとは裕子ちゃんとしか面識ないしな…。｣

てことは面識ないのは裕翔と髙木か…。

侑は家族だからノーカンな、知念も元から数にいれてないし。

｢…うん、まあ…それはわかるけど…頼む、知念しか頼れる人がいない。｣

｢…まあいっか。二人くらいなら…多分、大丈夫。｣

とりあえず承諾は得た。

｢髙木はともかく裕翔は良い人だから大丈夫だよ。｣

｢いや、髙木も悪い人ではないよ！？｣

大ちゃんのツッコミを受けつつ、知念が勉強会を承諾してくれたことにひと安心。

｢でもさ、伊野ちゃんも自信ないって…今回のテストそんなにやばい感じ？｣

｢やばいっていうか…。｣

そこまで言って、知念と顔を見合わせた。

｢先生変わったから、出題傾向がね…。｣

｢この前までの先生ならなんとかなったんだけどね～。｣

そう、先生が変われば当然問題の傾向も変わる。

それが唯一の不安要素。

｢まあ…なんとかなるでしょ。｣

｢伊野ちゃん変なとこで楽観的だよね。｣

｢ネガティブ思考になっても不安に拍車がかかるだけだし。｣

それに、今は…。

｢どっちかって言うと勉強会の方が不安だわ。｣

勉強できるの俺と知念と薮だけって…不安しかない。