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74 Kota.Y side ページ25
｢薮ちゃんっ！！｣
昼休み、生徒会室で光と弁当を食べてると飛び込んできた大ちゃん。
｢大ちゃん？どした？｣
｢あの、えっと…。｣
大ちゃんは混乱してるのか全然言葉が出てきてない。
｢取り敢えず一回落ち着け。はい、深呼吸。｣
光の言葉に従って深呼吸を数回繰り返すと、また口を開いた。
｢伊野ちゃんが…誰かにさらわれちゃった…。｣
想像してたよりも大変な事案だった。
｢さ、さらわれた？｣
｢今日、光君も薮ちゃんも�睫擇盒擬爾砲い覆�ったから…知り合いの三年生に聞きに行ったの。何処にいるか知ってる？って。それで、居場所をきいて伊野ちゃんにも伝えようと思ったら教室の外にいなくて…。｣
大ちゃんの話をきいて浮かび上がる人。
｢光…。｣
｢多分薮と考えてること一緒。｣
｢…せーの。｣
｢雄也。｣
｢雄也。｣
見事に光とハモった。
｢ちなみに大ちゃん、雄也の居場所は？｣
｢知らないって…。｣
尚更雄也の線が濃厚だ。
｢全く…何のためのルールだよ。｣
｢薮、常識人ぶってるけどそれ盛大なブーメランだからな。｣
｢聞こえない。｣
｢子供か。｣
とにかく早々に昼食を済ませて雄也と伊野ちゃんの捜索に向かおう。
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2017年8月14日 1時
