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｢…薮も光もついでに�睫擇發い覆ぁ帖�｣
｢�睫擇呂弔い任覆鵑世諭帖�｣
三年の教室に来たものの、今日は誰もいない。
今まで誰もいないなんてことなかったのに。
｢薮ちゃんと光君は生徒会室かな？だとしたら邪魔するのは悪いよね…。もしかしたら俺が原因かもしれないし。｣
｢あれ…？でも、大ちゃん体育祭前生徒会にいたよね？｣
俺の記憶が間違ってなければ体育祭前、何故か�睫擇搬腓舛磴鵑論古眠饉爾砲い拭�
俺の言葉に分かりやすく視線を逸らす大ちゃん。
｢たまーに…極たまに手伝ってる。｣
｢…いいの？生徒会役員じゃないのに…。｣
｢…あんまり、よくはないね。｣
生徒会ってそんなに人手足りないのかな…。
｢先生には言っちゃダメだよ？生徒会顧問の先生凄い厳しいから…。｣
｢薮の困った顔見れるならやりたいけど大ちゃんは恩人だしね…。｣
…それに、正直今はそんなに薮を困らせたいわけでもないし…。
｢あ、あの三年生知り合いだ…。薮ちゃん達何処にいるか知ってるかきいてくるね。ここで待ってて。｣
躊躇せずに教室に入って、知り合いらしき三年生と話す大ちゃん。
一体なにをしたら三年生と知り合いになれるんだろう。
あ、部活とかかな…大ちゃん人懐っこいし。
…とはいえ、三年生の教室に入るのは少しは戸惑うと思うな…。
体育祭が終わって気が抜けてたのだろうか。
はたまた大ちゃんのおかげでお願い事を聞かなくていい、という気の緩みだったのか。
それとも薮からの告白か。
何にせよ、その時の俺は気が緩んでた。
だから気づけなかった。
｢伊野尾君、ちょっといい？｣
｢へ？｣
声の主を確認するより先に、口に押しあてられたハンカチ。
あ、これ…ヤバ…。
閉じていく視界と薄れていく意識の中、思い浮かべたのは薮だった。
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2017年8月14日 1時
