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｢それじゃ、そういうことで。｣
｢待って伊野ちゃん！？｣
生徒会室からでると同時に風磨から離れる…ことはできなかった。
｢なんだよ、お前のお願い事はもう聞いただろ。｣
｢まあ、そうなんだけどそうじゃなくて。黄軍の代表として伊野ちゃんに伝えたいことがあって。｣
黄軍の代表？
こいつ…団長だったっけ…？
ダメだ、記憶があやふやだ。
｢大ちゃんが死力を尽くしてくれたおかげで、伊野ちゃんへのお願い事はなしになった。｣
｢…え？｣
俺へのお願い事はなしになった？
｢え、それで納得してんの！？｣
｢そりゃ納得しないやつらもいたよ。でも大ちゃんのお願いだからね、皆聞くしかないよ。｣
…なんか、ちょっと申し訳ない…。
｢ということで大ちゃんに感謝してね？｣
｢…それを伝えるために？｣
｢言ったでしょ、黄軍代表だって。｣
…うーん、でもいいんだろうか…。
そりゃあない方が良いけど、黄軍の奴等はご褒美があるから頑張ったわけだし…。
｢気にしなくていいんだよ？まあ、伊野ちゃんがどうしてもお願い事を聞きたいっていうなら無理強いはしないけど。｣
｢…なんか申し訳ないけど、そういうことなら今回はなしってことで。｣
今度大ちゃんにオムライス作ってあげよ。
｢そ。だから薮君と付き合ってもいいんだよ？｣
｢…それは今すぐ忘れろ。｣
薮に壁ドンされたとか侑に知られたら絶対、からかわれる…！
｢あっ、ごめん既に中島に連絡済み。｣
この野郎…！
健人から�睫據��睫擇�ら大ちゃん、大ちゃんから知念、知念から侑って絶対伝わるじゃねーか！
｢お前…海に沈めてやろうか。｣
｢だから辛辣！そして物騒！｣
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2017年8月14日 1時
