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51 Kota.Y side ページ2
｢最っ悪…。｣
確かに、確かに伊野尾にメリットがないことは悪かったと思ってる。
でも、でも…。
｢伊野尾絶対俺に可愛いって言わせるつもりだろ…。｣
光があの提案をした時、伊野尾の目キラキラしてたぞ…。
｢いいじゃん別に。｣
｢お前…他人事だと思って。｣
実際他人事だけど。
…伊野尾に可愛いって言っちゃったら、もう俺らの関係お終いじゃんか。
そりゃ、友達としてなら接してくれるかもしれないけど…。
俺にとって願ってもない状況だったのに大ピンチだよ。
｢でも…伊野ちゃんを他の軍団の奴らに好き勝手されるなんて…ましてや�睫擇謀陲蕕譴襪覆鵑瞳�だもんな。｣
｢光…お前鬼か。いや悪魔か。大魔王か。｣
あー、もう…どうしたらいいんだよ。
勝っても負けても負けじゃねーか。
｢ま、でも伊野ちゃんを好き勝手できるっていうのはいいよね。｣
｢…お前まさか…。｣
｢手は出さないって！でも…ちゅーくらいはするかも。｣
｢殺す。｣
｢冗談だって。｣
…でも、そうか。
伊野尾が俺に可愛いって言わせるつもりなら…。
その前に俺が伊野尾と付き合うってことにすればいいんだ。
｢ちょっとやる気出てきたかも。｣
｢薮って現金だな。｣
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2017年8月14日 1時
