二十五日目 放課後2 ページ9
流石に一時間も経てばBroooock君も落ち着いたようで。今から部活…は流石に難しいよね。
「Broooock君、飲み物でも買いにいかない？」
「そうですね…僕も、結構泣いちゃったので…。」
二人で自動販売機まで向かうと、丁度部活終わりだったのかNakamu君と会った。
「あっ、Nakamu君。」
「A、Broooock君。…お疲れ様、はなんかおかしい？」
「う、うーん…どちらかと言うとこっちの台詞ではある、かな…？」
そんな会話をしながら自動販売機で飲み物を買う。
「Nakamu君、部活は終わった？」
「うん。二人が来れないみたいだし、ちょっと早めに切り上げようって話になって。」
「…なんか、ちょっと申し訳ないな。」
「いいよ、部活はこれからもできるし。」
「…それは、そうなんだけど…。」
あんまり、時間もないような気がする。最近また思い出せないことが増えた。それはタイムリミットが近づいてることを示している。…私は、後どのくらい皆と一緒にいれるんだろう。
「それより、Broooock君何かあった？いつもより元気がないように見えるけど…。」
「…いえ、何もありませんよ？」
Broooock君が泣いてた事…は秘密にしておいた方がいいよね。
「うん、何もなかったよ？」
「…そっか。おれの気の所為か。じゃあA、一緒に帰ろ。」
「勿論。…あれ、シャークん君は？」
「先に昇降口で待ってるってさ。」
早々にいちごミルクを飲み干したNakamu君は紙パックをゴミ箱に捨てると、昇降口へと歩き出す。私はまだ飲みかけのココア片手にNakamu君の後ろを付いて行く。
「Broooock君も一緒に帰る？」
「…いえ、僕は帰り道反対方向なので。…今日は、ありがとうございました。」
「あ、そうなんだ…。じゃあまた明日だね。」
昇降口ではシャークん君が暇そうに空中を見つめていた。…実際暇だったんだろうけど。
「あ、A先輩、Broooock。お疲れ様です。」
「お疲れ様、シャークん君。待たせちゃってごめんね？」
「いえ、数分ですし…気にしてませんよ。…それより…ずっとBroooockと一緒に居たんですか？」
鋭いところを突っ込まれて思わす言葉に詰まる。
「そうだけど〜、だったら何？シャークん。」
「…別に？早く帰りましょ、A先輩。」
「へ？う、うん…またね、Broooock君。」
「はい、また明日。」
不機嫌そうなシャークん君に腕を掴まれ、半ば引きずられる形で私達は学校を後にした。
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さくらもち＠スランプ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» そうですよね！？コメント欄でお見かけしたことあると思ってました…！良い意味で期待を裏切れたようで嬉しいです！ (7月4日 21時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - [またあの6人と過ごしたい]っていうのは何となく察してたんですけどnkmさんの事は予想外すぎました!ストーリも進む毎にドキドキして凄く面白かったです‼︎数年前にも読ませて頂いた事があったみたいで又出会えてとても嬉しかったです!此れからも応援しております (7月4日 19時) (レス) @page27 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - もみじさん» こちらこそ参加いただき本当にありがとうございました！そろそろEND纏めも投稿していこうと思ってるのでまた宜しくお願いします！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - 堕天使ちーずたるとさん» 私もかなり悩みながら書いていたのですが、なんとか綺麗に終わって良かったです！こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - こくとーさん» お褒めいただきありがとうございます！かなり悩みながら書いていたのでそう言っていただけて嬉しいです…！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2022年9月19日 22時
