そしてリアルへ ページ22
「おはよう、A。」
優しく名前を呼ばれて目が覚める。
「…おはよう、Nakamu君。ところでなんで私の部屋に居るのかな。」
「Aを起こしてきてってAのお母さんに頼まれたからだよ？」
「普通女子の部屋に勝手に入る？まあ今更だけど。」
「本当に今更だね、もう何年Aのこと起こしてると思ってるの。」
「…10年くらいじゃない？」
「もっとですー。」
ぶつぶつ煩い幼馴染を部屋から追い出して制服に着替える。私の幼馴染はどうして当たり前のように部屋に入ってくるんだろう…。
当然のようにNakamu君も一緒に朝ごはんを食べて、一緒に家を出る。
「おはようございます、A先輩！」
「あ、おはよう、シャークん君。」
家の前には後輩であるシャークん君が。入学式の日に一目惚れしたとかでそれ以来一緒に登下校している。
「A先輩、今日の部活一緒にセッションしませんか？」
「私で良ければ勿論いいよ。」
「じゃあ楽しみにしてますね。」
ニコッと笑顔を浮かべるシャークん君に私もつられて笑顔になる。可愛いなぁ…。
「Aちゃん、Nakamu君、シャークん君。おはよう。」
学校に着くと校門前できんとき先輩とスマイル先輩に声をかけられた。
「おはようございます、きんとき先輩、スマイル先輩。」
「おはようございます。…あれ、今日何かありましたっけ？」
「ううん、ただAちゃん達を待ってだけだよ。」
二人は私の通う学校の生徒会長と副生徒会長だ。容姿端麗な上に勉強も運動もできる為、生徒からの人気は凄まじい。…そんな二人からも、なんとなく好意を向けられているのを察している。
「ところでAちゃん、今日放課後部活の後時間ある？良かったら一緒にお茶とかどう？」
「いやそれより俺と本屋行こうよ。Aさんがおすすめしてくれた本、面白かったからまた見繕ってほしいんだけど。」
「…おれにはAちゃんが必要なんだけど。」
「はぁ？俺だってAさんがいないと無理。」
Nakamu君やシャークん君はそんなことないんだけど、この二人は若干空気が不穏になることが多い。
「あの…私で良ければいつでも付き合うので…。」
「…じゃあ今日はおれとお茶しよ。」
「…明日は俺で。」
「は、はい。…楽しみに、してますね。」
二人の言い合いを収めたところで、タンッと地面を蹴る音がする。
「Aせんぱ〜い、おはようございます！」
「おはよう、Broooock君。…危ないから抱きつくのやめてね…？」
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さくらもち＠スランプ(プロフ) - 黒灰白有無％さん» そうですよね！？コメント欄でお見かけしたことあると思ってました…！良い意味で期待を裏切れたようで嬉しいです！ (7月4日 21時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - [またあの6人と過ごしたい]っていうのは何となく察してたんですけどnkmさんの事は予想外すぎました!ストーリも進む毎にドキドキして凄く面白かったです‼︎数年前にも読ませて頂いた事があったみたいで又出会えてとても嬉しかったです!此れからも応援しております (7月4日 19時) (レス) @page27 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - もみじさん» こちらこそ参加いただき本当にありがとうございました！そろそろEND纏めも投稿していこうと思ってるのでまた宜しくお願いします！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - 堕天使ちーずたるとさん» 私もかなり悩みながら書いていたのですが、なんとか綺麗に終わって良かったです！こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち＠スランプ(プロフ) - こくとーさん» お褒めいただきありがとうございます！かなり悩みながら書いていたのでそう言っていただけて嬉しいです…！ (2022年11月12日 16時) (レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2022年9月19日 22時
