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447、誕生日 ページ26

…そして、ついに迎えた17歳の誕生日。

本来なら明日、健人さんとの結婚式が行われるはずだった。

でも、私は自分で運命を決めるんだ。

『…お父様、お母様、お姉様。お話があります。』

「…どうしたの、A。」

ああ…始めてお義父様とお義母様の目を真っ直ぐ見た気がする。

お義父様とお義母様もそう思ってるようで、私達は暫く何も言わなかった。

…正確にいうなら、私は何も言えなかったんだけど。

『…今まで、私を育ててくださったことは感謝しています。…しかし、申し訳ありません。私は、健人さんとの婚約を破棄しました。』

驚かれるかと思ったけど、お義父様達は何も言わず私の話を聞いていた。

「それは…他に好きな人がいるということ?」

『…はい。』

「そう…。…誰なのかしら。」

『…それは…。』

言うって決めてたのに、覚悟を決めて来たはずなのに。

いざ口を開こうとすると声がでない。

喉がカラカラになって、息を吐き出すだけで精一杯で。

でも、ここで逃げたら何も変わらない。

私は、変わるために覚悟を決めたんだ。

『私の好きな人は…。』

お義父様達の視線が私に注がれてるのを感じる。

大丈夫、最悪のパターンになっても対策は用意してる。

不安になることなんて何一つない。

目を閉じて何度か深呼吸を繰り返して、少し冷静さを取り戻す。

目を開けて、酸素が十分に行き渡った頭から言葉を紡ぐ。

『私が好きなのは、涼介…。私の執事である、山田涼介です。』




「…そうか。」

ものすごく長く感じた沈黙の後、口を開いたお義父様が言ったのはたった一言…それだけだった。

「でもねぇ…それで私達がはいそうですか、って納得すると思う?」

『そうですね…。私も、お三方が同意してくれるとは思っていません。…けれど、私も本気なんです。

もし…涼介とのお付き合い…ゆくゆくは結婚を認めていただけないというなら。』

正直、ここまでは想定内だ。

格式高い親と姉が自分達より格下の相手と付き合うなんて認めないだろうと予想はしていた。

だから、ここまでは予想済み。

…そして、こう言われた際の対応も、対策済みだ。

『…私は、親子の縁を切らせていただきます。』

448、親子の縁→←446、薮 宏太



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設定キーワード:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , SexyZone、中山優馬   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:さくらもち | 作成日時:2017年5月10日 18時

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