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438、一番の親友 ページ17

「そういえば、明後日はAの誕生日だね。」

『…そういえばそうだね。』

「でもさ、健人さんのとの婚約、断ったんでしょ?」

『うん、そうだけど…。お義父さん達には言ってないから…。』

「…そっか。じゃあ、緊張してるよね。」

誕生日目前…にも関わらず、何故両親に話していないのか…それにはちゃんと理由がある。

「誕生日当日に言うんだっけ?」

『…その方が覚悟が伝わるかな、と思って。』

それも嘘じゃない。

…嘘じゃ、ないけど。

『…本当はね、まだちょっと怖いんだ。』

いくら覚悟を決めてる、なんて言っても私はまだ高校生で。

どれだけ頑張ったっていつか一人じゃ生きていけなくなる。

…それでも、涼介がいてくれれば耐えられるかもしれない。

でも彼にも見捨てられて、もうどうにもできなくなったら。

…そしたら…。

涙が溢れそうになった時、椿の手が私の手に触れた。

『椿…?』

「Aはさ、今までずっと頑張ってきたじゃん?何があっても諦めないし、ちょっと頑張りすぎじゃないかってくらい頑張ってきた。だからさ、その頑張りはきっと報われるよ。…じゃないと、フェアじゃないもん。」

『そう…かな…。私はそんなに頑張ってたかな…?』

「もう、どうしてそこでネガティブになるかなぁ。…Aが頑張ってたの、私は知ってるよ。…ねぇ、あり得ない話だとは思ってるけどさ、もし…Aの両親にも、涼介君にも受け入れてもらえなかったら…うちにおいでよ。私は、何があってもAの味方だから。」

我慢してた涙が、溢れた。

『っ…ありがとう、椿…。』

「あっ、ああ、ごめんね!?泣かせるつもりは…!」

『ううん、大丈夫。ありがとう…。これは、嬉し涙だから…。』

本当に…椿にはずっと助けられてきたなぁ…。

椿がいてくれたから、私は耐えられたんだ。

涼介達だけじゃない、私には…。

『…椿がいてくれて、本当に良かった…。』

私はそう言って、感情の赴くまま椿をだきしめた。

「あはは、照れるなぁ…。でも、私もそう思ってるよ。ありがとう、A。」

『…お礼を言うのは、私の方だよ…。何度言っても足りないよ…。』

椿は優しく私の頭を撫でてくれた。

「それはお互い様だから。何度もAに助けられたし、助けてきたし…。これからも、助けられると思うし、助けるよ。」

『…うん。そうだね、椿。』

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設定キーワード:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , SexyZone、中山優馬   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:さくらもち | 作成日時:2017年5月10日 18時

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