81、迎え ページ36
「侑李…何でAは、記憶喪失なんかに…？」
「えっと…。」
僕は勝利に全部話した。
「そうだったんだ…。」
「涼介も自分が悪いんだって思い込んじゃって…。」
「侑李までそんな顔しないでよ…。」
「何でよ…。Aが、記憶喪失なんだよ！？何でそんな冷静なの！？こんな時に悲しむなって言われても無理だよ！！」
僕は病院だということを、忘れて叫んでいた。
周りに人がいなくてよかった…。
「違うよ…。」
「……え……？」
「俺は侑李の笑顔を、見ると元気を貰える。
それは、侑李だけの特権だよ。
Aが不安な時だからこそ、侑李の笑顔で元気づけてあげてよ！」
「あ……。」
勝利…。
「笑ってよ、侑李。」
「…ふっ…。ありがと、勝利。」
僕は勝利にとびっきりの笑顔を向けた。
「そう。それが、侑李らしいよ。」
「Aのこと、迎えにいかないとね。勝利、先に病室行ってて。」
僕は勝利にAの病室を教えた。
「うん。」
僕はAのいる部屋に入った。
「お待たせ、A。行こっ？」
僕はいつもの笑顔で言った。
そして、手を差し出した。
『は…はい。』
Aは、おずおずと手を重ねた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
love◎ﾛｽﾒﾓ最高＼(^p^)／(プロフ) - さくらもちさん» 待ってるね！ (2014年6月21日 17時) (携帯から) (
レス) id: b16c99008b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - love◎ﾛｽﾒﾓ最高＼(^p^)／さん» OK!!じゃあ、いまから、行ってきます!! (2014年6月21日 17時) (レス) id: 75f03b1786 (このIDを非表示/違反報告)
love◎ﾛｽﾒﾓ最高＼(^p^)／(プロフ) - さくらもちさん» あーその事ね。パスワード掛けしてるから、一回私のあの例の、ホムペ来てくれる？そしたらさくらもちちゃんだけに途中だけど見せたげるから！ (2014年6月21日 17時) (携帯から) (レス) id: b16c99008b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - love◎ﾛｽﾒﾓ最高＼(^p^)／さん» ああ、例のやつねwwあれ、たしかPart3いってたよね。凄いわ(*´▽｀*) あれってPart3読んでいいの？ (2014年6月21日 17時) (レス) id: 75f03b1786 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 苺王子涼介LOVE?*さん» あ、そう？じゃあ、優希って呼ばせてもらうね!! (2014年6月21日 17時) (レス) id: 75f03b1786 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらもち
| 作成日時：2014年6月21日 0時
