seventeen ページ17
「Aさん、良かったら今日の席、俺とスマイルに挟まれてみます？」
「え…。」
シャークんさんとスマイルさんが悪い人じゃないというのはわかっているけど、挟まれるのは少し…いや、結構抵抗あるな。
「勿論無理にとは言いませんけど…。」
悲しそうにそう言われ、私はシャークんさんの誘いを断ることができなかった。
「…わかりました。スマイルさんがいいなら…。」
「俺も別にいいですけど。」
そこは断らないんだ…。…でも、サーカスも後2回。皆さんとももう会わなくなるのかと思うとそれは少し寂しいかもしれない。皆さん、良い人であることには変わりないし…。
「あれ、スマさんとシャークん。早いね。」
「ああ、Broooock、きんとき。…ちょっとな。」
別に誤魔化す必要はないんじゃないかと思ったけど、逆に友達だからといって何でもかんでも話す必要はないか、と一人で納得する。…友達、かぁ。
「Aさん？」
きんときさんに名前を呼ばれハッとする。
「大丈夫ですか？なにか考え事してたみたいですけど…。」
「大丈夫です！大したことじゃないので…それより、そろそろ開演しますし、中行きましょう！」
多少強引かな、と思ったけどきんときさんの背中を押してテント内へと入っていく。きんときさんは何か言いたげだったけど、それ以上は追求してこなかった。
「えっ、シャークんとスマイルでAさんを挟むの…？」
「なんだよ…ちゃんと了承とったんだからいいだろ。」
「いいけど…どういう風の吹き回しかなって。」
きんときさんが疑う気持ちもわからなくはない。先週までだったらまず有り得ないだろうし。
「Aさん、脅されてるとかだったら遠慮なく言ってくださいね…？」
「だ、大丈夫ですよ…。」
仮にも友達だというのに手厳しすぎないだろうか。
席について暫くするといつも通り演目が始まる。相変わらず演目はすごいと思うが、この演目も後2回しか見れないのか、と寂しくなる。…きりやんさんの言ってることも強ち間違ってないのかもしれない。
演目の途中、Nakamuさんと目が合った気がする。考えてみればNakamuさんは私達に向けて披露しているわけで、目が合ってもなんらおかしなことではない。けれど…だとしたら、なんで今まで目が合うことはなかったんだろう。…まあ、気のせいかもしれないし、あまり深く考えないでおこう…。
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さくらもち＠スランプ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます！ハッピーエンド驚異の不人気だったので気に入っていただけたようで何よりです！今後とも頑張ります！ (2022年11月26日 22時) (
レス) id: 72f95966a0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 私は個人的にはhappy endが好きです！全部好きですけど，，ね，やっぱりきんさんしか勝たん！さくらもち先生の小説はどれを読んでも面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2022年11月26日 18時) (レス) @page29 id: db87cb1f04 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 萌木さん» めっちゃ褒めていただきありがとうございます…！この作品を書き始めたときからendは何種類か用意しようと思っていたのでそう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2022年8月23日 23時) (レス) @page24 id: 90940eb018 (このIDを非表示/違反報告)
萌木 - 一言で言って凄い好き。endのパターンが何個かあるの好き。個人的にはMerry BAD ENDが好き。今までを捨てて、新しい道へ歩んでいく感じが凄い好きです。こんな作品を書いてくださって本当にありがとうございました。 (2022年8月23日 18時) (レス) @page29 id: 7b477ee6df (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - すみれいんさん» 喜んでいただけたようで何よりです〜！こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ (2022年8月22日 7時) (レス) id: 90940eb018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2022年7月21日 2時
