本当の愛を教えてあげるYb×In 3

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改めて皆が大切な存在だと認識した俺は、研究所に帰るのを戸惑った。

戸惑ったところで研究所以外に寝泊まりするところなんてないんだけど…。

しかも引っ越しが決まって以来、ひたすら薮達に合わないようにしてたから毎日夜の相手頼まれてたんだよな…。

意を決して研究所の扉を開ける。

｢伊野尾君、今日は遅かったね。｣

｢げ、天沢さん…。｣

｢げって酷いなぁ。それより引っ越しのことだけど、3日早まったから。｣

…俺が言ったからか…。

3日早まったってことは…俺がここにいれるのは残り約3週間…。

その3週間の間に、俺はどれだけ薮達との思い出を作れるのかな…。

｢あまり嬉しくなさそうだね？伊野尾君がお願いしたから早めてもらったんだよ？｣

｢…なんか天沢さんに貸しを作ったみたいで嫌なんですよ。｣

本音を言う訳には行かない。

薮達と関わってることがバレたら、また縁を切れって言ってくるだろうし…。

｢そんな貸しだなんて言わないよ。｣

｢…どうだか。｣

俺はそれだけ言うと自室に戻った。

スマホを見ると、薮からLINEがきていた。

それは此処…もとい天沢さんについてだった。

薮伊野尾、天沢研究所のことを前から調べてたんだけど、天沢研究所が違法なことをしてる証拠が見つかった。伊野尾が望むならこの証拠を渡して警察に突き出すこともできるけどどうする?

…それって、俺がこの状況から開放されるってこと…？



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新作です。

ピーチボーイ Yb×In

短編予定で早めに終わらせようと思ってます。

内容があまりにもグダグダなのでパス掛けしたり内容書き換えたりするかもです

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