カフェ「White Tails」キッチンカー【2杯目】

王様ゲーム(今作含め以下3話、若干の腐っぽい表現有)　もみじ様リクエスト ページ4

「王様ゲームやりません？」

「唐突すぎん？」

私が反応するより早くきりやんさんが突っ込んでくれた。

「たまには趣向を変えてみようと思って。」

「Nakamuそれ迷走してるよ。」

きんときさんからも冷静な突っ込みが。

「いいじゃん別に。暇なんだもん。ね、Aさんもいいですよね？」

「まあ…皆さんなら変な命令はしないでしょうし…いいですよ。」

私の返答に皆さんの雰囲気が変わる。

「…いいんですか？」

流石に一瞬身の危険を感じたのでちょっと条件を付け加えさせてもらった。

「…口にキスとか、それ以上のことでなければ…。」

「じゃあほっぺまではいいんですね。」

「…いい、ですけど…。私以外に当たる可能性も考えてくださいね…？」

当然のように私に当たる体で話してるけど確率は六分の一なんだよなぁ。

「では早速！」

どこから用意したのかクジを取り出すNakamuさん。

用意周到すぎる…。

「王様だーれだ！」

「僕〜。」

見事当たりのクジを引いたのはBroooockさん。

「ではAさんに当たらないと読んで〜3番が5番をお姫様抱っこ！」

「「げ。」」

見事に重なったのはスマイルさんとシャークんさんの声。

「お、スマイルとシャけか。どっちがどっち？」

Nakamuさんの質問には二人は渋々といった感じで口を開く。

「俺5…。」

「3…。」

「そんな嫌がることでもなくない？ほらほら、王様の命令は絶対なんだから早く。」

ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべるNakamuさんに、二人はため息をつく。

「…仕方ねぇ、ルールだからな…。来い、シャークん。」

「お姫様抱っこのノリじゃないんだよなぁ。」

なんだかんだ言いつつスマイルさんはシャークんさんをお姫様抱っこ。

抱っこされてるのがシャークんさんという点を除けば、凄く少女漫画っぽい。

「スマイル意外と力あるんだねぇ。」

「Broooockが命令したんじゃん…。」

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