風邪2 ページ24
スプーンでお粥を掬って、ふーと息を吹き掛けて冷ます。そのまま、きりやんさんは私の口元へスプーンを近づける。
「はい、あーん。」
「一人で食べれますよ…？」
「ダメです。今日はとことん甘やかされてもらいますよ？」
抵抗しようにも頭が回らないせいで上手い言い訳も思い付かない。
「…わかりました。あーん。」
「美味しいですか？」
「…はい。」
熱と恥ずかしさのせいで味は殆どわからなかったけど…そう答える他なかった。けれど、完食してしまったので、多分美味しかったと思う。
「じゃあ薬飲みましょうか。」
シャークんさんがテーブルに薬と水を置いてくれる。…この状況で飲まないわけにはいかないのだが、私は薬が苦手だ。…というか、得意な人はあんまりいないよね？
飲まなきゃ、とはわかっているが…。中々手が出せない。
「Aさん、もしかして薬苦手ですか…？」
きんときさんに言い当てられて、ギクリと体をこわばらせる。
「…あまり、得意ではないですね…。」
「じゃあ、頑張って飲んだら何か１つだけ、なんでもお願い事ききますよ。」
してほしいことがあるわけじゃないけど、きんときさんにそこまで言われてしまったら飲まないわけにはいかない。意を決して薬を流し込む。…うう、やっぱり苦手だ…。
そう思ってるとまた頭を撫でられて。
「よくできました、偉い偉い。…何か、してほしいことはありますか？」
「…このまま、もうちょっと頭撫でてほしいです…。」
私の言葉にきんときさんは一瞬驚いて、でもすぐにいつもの優しい笑顔になった。
「ふふ、こんな甘えてくるAさん珍しいですね。いいですよ、Aさんの気がすむまで…撫でてあげますね。」
私に兄弟はいないけど、もしお兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな…と思う。優しい手つきで撫でられて、次第に睡魔に襲われる。
「眠くなっちゃいました？寝てもいいですよ。」
そんな声が聞こえる頃には、私の意識は落ちかけていた。
「…あれ…？」
目が覚めると辺りは暗くなりかけていた。まだ頭がボーッとする。これは明日は休まないといけないかもしれない…。…そこまで考えて、回りに誰もいないことに気づいた。
ふらつく足取りでなんとかドアまで辿り着く。ドアを開けようとして、反対側から開くドア。
「Aさん！？起きて大丈夫…じゃないですよね！？早くベッド戻ってくださ…！」
早口で捲し立てるBroooockさんに、思わず私は抱きついてしまった。
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ただの一般人 - カラオケの時の選曲神すぎですか…？？ (2023年2月6日 22時) (
レス) @page10 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - さくらもち@実況者にハマり中さん» よし、毎日マイクラしましょう()そしたらきっとネタが毎日降ってくる。(？)うちは実況者さん見てるせいか、マイクラしてる時は大体常に喋って一人実況してます()やることとか声に出さないと忘れちゃいますから…← (2021年12月30日 18時) (レス) id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - もみじさん» 個人的な話なんですけど、マイクラしてると滅茶苦茶ネタ浮かぶんですよね← 大抵爆足更新してるときはマイクラしてた時です← (2021年12月30日 18時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ - 更新お疲れ様です！早いですね！？年末だからですか！？(？)偶然で白尾さん達に会えたらどんなにいいことか…。うちは日常の中のどこかで妄想したことが何回かありますね。まぁ妄想なので、自分の都合の良いように話を進めるんですけど。← (2021年12月30日 14時) (レス) @page47 id: 55536975a6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます！カッコいいを目指してたんですがBrさんはどうしても可愛くなっちゃいますね！嫉妬シーンが若干短かったので不安だったんですがそう言っていただけて何よりです！ (2021年12月30日 9時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2021年10月13日 2時
