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その日以来、村部君は頻繁に俺に会いにきた。一緒に飯を食べたり、こうして出掛けたり…もう何度も会っている。
村部君にはバレてなさそうだが…俺はもう、とっくの昔にキミを意識してるんだよ。
「齋湖さん、僕と付き合う気ないですか?」
…本当は、この告白を受け入れてもいいと思っている。けれど…。
「そうだな…。キミが俺を惚れさせたら考えてもいい。」
「齋湖さんを落とすのは中々骨が折れますね…。…じゃあ、齋湖さんを意識させる為に…。」
ぐ、と腕を引かれ、体のバランスが崩れる。驚く間もなく、村部君の唇が俺の頬に触れた。
「っ…!?」
突然のことすぎて脳の理解が追い付かず、反射的に顔が赤くなる。
「…あれ?齋湖さん、そんな表情もするんですね。」
空いている片手で顔を隠したが、もう遅い。
「…僕、今までのアプローチが全部無駄だったのかなぁって思ったんですけど…そういうわけでもなさそうですね。」
初めてポーカーフェイスが崩れたことに動揺して、上手い言い訳も思い付かない。
「…これは遠くない未来、僕の願いが叶いそうですね。」
「…キミのそういうところが本当に苦手だよ。」
…こんな形でバレるの、不本意だな…。
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さくらもち(プロフ) - れんげさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!脱字気付きませんでした…!修正しておきました! (4月24日 10時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - さくらもちさん» 今気付いたのですが、一話目の方で「俺のもにならないならいっそ」ってなってます。もしできるなら修正した方がよろしいかと思います… (4月23日 21時) (レス) id: 0fa4be0760 (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - さくらもちさん» 書いていただき、ありがとうございました!無闇に殺 さず取引を持ちかけようとするのがとても笑顔さんっぽくて流石でした…!本当にありがとうございました。またリクエスト持ってきます! (4月23日 21時) (レス) id: 0fa4be0760 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - れんげさん» お待たせ致しました!リクエストの方投稿させていただきました!ヤンデレ感が上手く出せなかったので反省しております…。よければ感想やまたリクエストお待ちしております! (4月23日 16時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - さくらもちさん» あっ、すみません。笑顔さんだけでお願いします!でも作者様が書きやすければどちらでも構いません! (4月20日 20時) (レス) id: 0fa4be0760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2023年11月25日 4時