パフェ2 ページ9
私とNakamu君も同じように小指を差し出す。3人で指切りげんまんをするのは難しいから、3人で小指をくっつける。
「…そうですね、3人だけの秘密にしましょう。」
「ふふ、指切りげんまんみたいですね。」
そう言って笑い合ってる内にパフェが運ばれてきた。
「いただきまーす!」
「いただきます。」
「いただきます…!」
運ばれてきたパフェは綺麗に盛り付けられていて、色とりどりのフルーツが目にも嬉しい。一口掬って口に含めば、甘さが口内に広がる。
「美味しい…!」
「うん、めっちゃ美味い…!」
「二人も気に入ったみたいで良かった〜。」
感動する私とNakamu君を横目に、きりやん先生もパフェを口に運ぶ。
「きりやん先生もカフェ巡りとか趣味なんですか?」
「そういうわけじゃないけど、疲れると甘い物食べたくなるじゃん?それで、落ち着く雰囲気の場所が好きだからさ〜。こういう隠れ家的な雰囲気すごく落ち着くんだよね。」
「良かったんですか?私とNakamu君に教えちゃって…。」
「二人ならこの雰囲気を壊すようなことしないでしょ?それに、毎回一緒に行くわけでもないし。」
多分きりやん先生は気を使ってそう言ってくれたんだろうけど…。
「…でも、私は…また、きりやん先生と一緒に来たいです…。」
生徒としてこの発言はアウトだろうか。いや、今更気にしても仕方ない。
「え…?そ、れってどういう…。」
「きりやん先生とも、仲良くなりたいので…。」
「あっ、ああ…。そういうことね。頻繁には難しいけど、予定が合えばまた一緒に行こうよ。Nakamu君も…生徒会メンバーも一緒にね。」
「…そうですね。おれもきりやん先生とも…生徒会メンバーとも、仲良くなりたいんで。」
なんとか事なきを得たけど、あんまり踏み込んだ事を言うのもよくないな…。きりやん先生が素直で助かった…。…素直なフリ、をしてるだけかもしれないけど…。
「あー、二人は家隣同士なんだっけ?」
パフェを食べ終えて、きりやん先生に家まで送ってもらった。
「はい、幼馴染なんで。」
「そっかそっか、生徒名簿でやけに住所が近い二人がいると思ったら…Nakamu君とAさんだったのか。」
そうか、きりやん先生は担任だもんな…。一通り生徒の住所は知ってるか…。
「ともあれ…今日は楽しかったよ。ありがとう、二人共。」
「こちらこそありがとうございました。」
「また機会があれば一緒にパフェ行きましょうね。」
「勿論。それじゃあまた明日。」
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さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます!smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか? (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…? (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます!結構長かったでしょうに一気読み…!?本当にありがたいです…!お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…! (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2023年7月30日 1時