特殊選択8 タピオカ ページ5
「タピオカにします。」
今流行りらしいタピオカ。実は飲みに行ったことない。前世のこともあまり覚えてないけど、少なくともタピオカを飲みに行ったことはない…筈…。折角なら飲みに行ってみたいよね。
「それなら一緒に行きます？」
「うん、そうしようかな。」
チラリとNakamu君を見ると、Nakamu君は数秒悩んだような表情の後、Broooock君とシャークん君に向き直る。
「二人共、Aのことよろしくね？」
「勿論です！何があっても僕が守りますよ〜！」
「当たり前じゃないですか。」
二人の返答にホッとしたのか、Nakamu君は穏やかそうな表情で。
「じゃあきりやん先生、おれらもパフェ行きましょ。」
「おれ達も向かおうか、スマイル。」
昇降口で靴を履き替えて、各々目的地に向うことに。
「A先輩はタピオカ初めてですか〜？」
「うん、実はまだ飲んだことなくて…。」
「なんか意外ですね。てっきりNakamu先輩と飲みに行ってるかと…。いえ、一緒に行けるのは嬉しいんですけど。」
確かに、Nakamu君は甘い物好きだし、過去の私が誘われてても可笑しくないけどな…。
「Broooock君とシャークん君は初めてじゃないの？」
「僕はクラスメイトに誘われて…その後シャークんを誘ったんで、これで3回目ですね！」
「俺は2回目です。」
Broooock君、ちゃんとクラスで友好関係築いてるんだ…。元々人懐っこい性格っぽいもんね。大型犬みたいだし、常に尻尾振ってそう…。
そんなことを考えてる内にタピオカのお店に着いたようで。
「僕は王道のミルクティーが好きなんですけど〜、A先輩は何にしますか？」
「思ったより種類いっぱいあるんだね…どうしようかな…。」
実はミルクティーは苦手だったりする。飲めなくはないけど…。
「…いちごミルクにしようかな。」
「じゃあ俺はストレートティーで。」
注文を済ませて、お店の近くで二人と談笑。
「…そう言えば、二人はなんでこの学校に入学したの？」
話の流れでそんな質問をしてしまった。
「僕は家から近くて、学力も問題なさそうだったんで…。」
「俺も似たような理由ですね。徒歩圏内で通えるのは魅力的だなって。」
二人共別々の中学だったんだろうけど…やっぱり同じ委員会で同じ部活で同じクラスだと仲良くなるよね…。
「そういうA先輩はなんでこの学校選んだんですか？」
「私は…。」
…この世界で生きてきた私の理由ならなんとなく覚えてる。でも、それは…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「実況者」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます！smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます！結構長かったでしょうに一気読み…！？本当にありがたいです…！お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…！ (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらもち
| 作成日時：2023年7月30日 1時
