鮫さんルート 真告白END ページ29
「A先輩、今日時間もらえますか？」
Nakamu君とシャークん君と登校中、シャークん君にそう言われた。
「私はいいけど…。」
チラリと隣を見ると、Nakamu君も微笑んでいた。
「行ってきなよ。」
「じゃあ放課後体育館裏で待ってますね。」
…体育館裏…。漫画やアニメなんかじゃ告白される場所だけど、まさか…？
「まさか、ね…？」
そう思っても落ち着かなくて、授業にも身が入らなかった。放課後になるなり、私はすぐに体育館裏に向かった。
「お待たせしました、A先輩。」
「ううん、私が早く来すぎただけだから…。」
シャークん君は急いで来たのか、息を切らしていた。そして数回深呼吸をして、呼吸を整える。
「あの…俺、A先輩が好きです！！俺と付き合ってください！俺だったら貴方の望む彼氏になれます。」
予想通りのその言葉に、私は日中ずっと考えていた断るフレーズを口に出そうとして…。…そもそも、“断る”選択肢がなくて。自分の思い通りに口が動かないことに気付いた。
え、と思った時にはもう遅かった。
「私で良ければ喜んで。」
そんな言葉を口に出していた。目の前のシャークん君は驚きながらも、嬉しそうに顔を綻ばせている。
…いや、それより。なんで今、私の意思とは関係なしに口が動いた？告白を受けるつもりはなかったのに、どうして…。
動揺する私の目の前に表示された文字。
【シャークん 真告白END】
…END…って、どういう意味だ…？いや、わかってる。わかっているけど、それを理解し切るのを、脳が拒否している。だって、理解してしまったら、それは―――。
ぐるぐると考えているとシャークん君に腕を引かれた。突然のことに抵抗する間もなく、シャークん君と唇が重なった。
珍しく顔を真赤にしたシャークん君は目を伏せる。
「あの…嫌じゃ、なかったですか…？」
「びっくりしたけど…嫌ではなかったよ。」
…もう断ることが出来ないのなら、この運命に身を委ねよう。こうなるのは決まっていたんだ。それなら、仕方のないことだ。
「A先輩のこと、大事にしますね。」
優しく抱き締められて、これはこれでいいかな、なんて思えた。死ぬ心配がないなら、シャークん君と付き合うのも…。思考が闇へと落ちていく中、抱き締められたまま、シャークん君に耳元で囁かれた。
「俺の知らないA先輩のこと、全部教えてくださいね。ぜーんぶ、ね…。」
シャークん真告白END…俺が全てを知り尽くしてる人
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さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます！smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます！結構長かったでしょうに一気読み…！？本当にありがたいです…！お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…！ (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2023年7月30日 1時
