本さんルート 真告白END ページ28
「A先輩、僕にちょっと時間をくれませんか？」
「え？いい、けど…。」
「ありがとうございます。じゃあ、空き教室行きましょうか。」
Broooock君と空き教室には良い思い出はないけど…多分、大丈夫だよね…？
「急にすみません、A先輩。…どうしても、二人きりで伝えたいことがあって。」
生憎恋愛漫画の主人公のように鈍感ではない。ということは、これは…。
「僕、A先輩が好きです。僕と付き合ってもらえませんか？僕なら後悔させませんよ。」
…やっぱり告白か。でも、私はこの告白を受け入れるわけには―――。
「…あれ？」
断るつもりだったのに、“断る”選択肢はなくなっていた。…どういうこと？
混乱する私はともかく断ろうと口を開く。けれど、口から出たのは正反対の言葉だった。
「A先輩？どうし―――。」
…言葉どころか、行動すら自分の意思じゃなかった。気付いたら私はBroooock君を抱き締めていた。
「…へ！？え、A先輩…！？」
「…私も、Broooock君が好き…。」
Broooock君が驚くと同時に、私も驚いていた。なんで、私は今…。
離れようとしたけどすぐにBroooock君に抱き締め返される。
「良かった…僕の一方通行じゃなかったんですね…。僕、A先輩が好きで好きで仕方なくて…今まで、A先輩を怖がらせることもしちゃったけど…。」
初めて真正面から見た気がするBroooock君の顔。いつもより優しく見えるその表情は、私の思考を止めるには充分だった。
…もう断ることはできないなら、私も…。
「…ふふ、確かにちょっと怖いなって思ったこともあるけど…Broooock君のこと好きって気持ちの方が大きいもん。」
【Broooock 真告白END】
眼前に浮かんだその文字で、私は確証を得た。Broooock君の好感度を上げすぎたんだろうなぁ。…まあ、殺される不安がないなら私はそれでもいいかな。バッドエンドじゃないから、死ぬこともないだろうし…。
そう思っていると不意にキスを落とされる。
「僕…これからもA先輩を不安にさせちゃうかもしれませんけど…それ以上に愛を注ぎますから…だから、僕から離れちゃ駄目ですよ…？」
心配しなくても“離れる”なんて選択肢ないんだから、私に選択権はないのに。
「大丈夫、私はちゃんとBroooock君のこと好きだし…離れるつもりもないよ。」
「あは、A先輩かーわいい…。僕が一生かけて、愛してあげますね…。」
Broooock真告白END…僕が一生愛し続けられる人
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さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます！smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます！結構長かったでしょうに一気読み…！？本当にありがたいです…！お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…！ (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2023年7月30日 1時
