選択肢10 整地組 ページ22
「スマイル先輩ときりやん先生で。」
「…気持ちは嬉しいんだけど、俺はちょっと…。」
「えー？折角だし一緒に歌おうよ、スマイル君。」
きりやん先生がそう言ってもスマイル先輩は微妙な表情。
「どうしても嫌ですか…？」
諦めたのかスマイル先輩は溜息をついて答えた。
「…一曲だけなら。」
「ありがとうございます！」
「その代わり、曲は俺が決めてもいい？」
「知ってる曲ならいいよー。オレ結構詳しいし、多分大丈夫だと思う。」
「はい、私もいいですよ。」
私ときりやん先生の返事を聞いて、デンモクを操作するスマイル先輩。
「これ知ってます？」
「オレ知ってるよ！Aさんは？」
「知ってます！」
「じゃあこれにしますね。」
「オレとスマイル君交代交代で歌う？」
「そうしましょう。」
すぐに歌が始まって、緊張しながらもなんとか歌い上げた。
「…はい。俺はもう歌わないから。」
曲が終わるなりそう言ってマイクを置くスマイル先輩。
「スマイル、気にしすぎじゃない？」
「そうですよ！下手ってわけでもないですし…。」
きんとき先輩とNakamu君の言葉を聞いてもスマイル先輩は難しそうな顔になる。
「そう言われても苦手なものは苦手なんだよ…。」
「それなら好きになるまでオレらと来ようよ。」
「…きりやん先生も物好きですね。皆が良いなら。」
そう言うとBroooock君とシャークん君が笑顔を浮かべる。
「いつでも付き合いますよ！僕カラオケ好きだし！」
「俺もそんな上手いわけじゃないんで…一緒に練習しましょ。」
スマイル先輩が少しでもカラオケ好きになってくれたらいいなぁ…。
「じゃあ次俺歌う！」
シャークん君達が歌い始めたのを見て、スマイル先輩が私に問い掛ける。
「…Aさんも、また俺と歌ってくれる…？」
珍しくスマイル先輩が捨てられた子犬みたいな目で見てきて、思わず可愛いと思ってしまった。
「私で良ければ勿論ですよ。」
「そっか…。ありがとう。」
「こらこらスマイルく〜ん！抜け駆けはよくないよ？」
「はぁ？抜け駆けとか…何の話ですか…。」
呆れたような声を上げるスマイル先輩をスルーして、きりやん先生は笑顔で私に話しかける。
「オレとも歌おうね、Aさん！」
「は、はい。いいですよ。」
そんな風に話してる私をBroooock君が悲しそうな目で見つめていることには、気付けなかった。
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さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます！smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます！結構長かったでしょうに一気読み…！？本当にありがたいです…！お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…！ (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2023年7月30日 1時
