選択肢10 ズッ友 ページ21
「Nakamu君ときんとき先輩で。」
私の返答にNakamu君は安心したような、それでも嬉しそうな笑顔を浮かべる。
「Aもこの曲知ってるよね？一緒に歌お？」
Nakamu君が指差すデンモクには確かに見慣れたバンド名。…と言っても、この世界の私が効いたことあるだけなんだろうけど。
「へぇ、Aちゃんも知ってたんだ。じゃあおれとNakamu君で交代交代に歌う？」
「はい！そうしましょう！」
私自身は聴いたことないけど、リズムはわかるし、歌詞は…カラオケって便利だなぁ。きんとき先輩もNakamu君も声が良いから一緒に歌うの緊張するな…。それでもなんとか歌い上げる。
「Aちゃん、やっぱり高音綺麗だね。」
「そうですか？きんとき先輩も充分高音出てると思いますけど…。」
「ん〜、でもおれ高音苦手なんだよね。AちゃんやNakamu君が羨ましいよ…。」
そう言えばNakamu君も男子にしては高音出るよね。
「きんとき先輩の通常時の声の高さが限界なんですけど…。」
「それは正直わかる…。」
複雑そうな表情のシャークん君とスマイル先輩にきりやん先生がまあまあ、と宥めるように声をかける。
「高音出たほうが歌える曲増えるのは確かだけど…二人には二人の良さがあるからさ。」
その言葉で二人の表情も和らぐ。
「きりやん先生も割と高音出ますよね〜。」
「オレも歌うの好きだからね。Nakamu君には負けるけど。Broooock君も高音歌えるじゃん。」
「いや〜、僕も出すのキツイですよ？」
「まあ、カラオケは楽しんだモン勝ちだから。」
「…それもそうですね。A先輩。」
Broooock君に名前を呼ばれて一瞬驚くも、Broooockは笑顔で私に手を差し出す。
「次、僕が歌うのでマイク借りてもいいですか？」
「あ、う、うん…。」
マイクを渡す直前、Broooock君から小声で囁かれた。
「…この前は、すみませんでした。」
言葉を返す間もなく、Broooock君の入れた歌の前奏が始まってしまった。
「A？なんかあった…？」
「…ううん、なんでもないよ。」
Nakamu君が心配してくれたけど、当たり障りない言葉で濁しておいた。…Broooock君とちゃんと話したいな…。
「Aがそう言うなら信じるけど…。また一緒に歌う？」
「そうさせてもらおうかな。」
「わかった！じゃあ〜…。」
「おれともデュエットしようよ、Aちゃん。」
「は、はい…。私で良ければ是非…！」
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さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます！smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (
レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…？ (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます！結構長かったでしょうに一気読み…！？本当にありがたいです…！お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…！ (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2023年7月30日 1時
