特殊選択10 差分 整地組 ページ20
「スマイル先輩ときりやん先生で。」
ゲームセンターのクイズゲームってやったことないけど、難しいのかなぁ…。行ったことあるゲームセンターには置いてなかったんだよね…。
「二人共頭良いからオレの手助けは必要なさそうだけど…。」
「とはいえゲームは専門外なんで…きりやん先生が居てくれると心強いですよ。」
「とりあえずやってみよっか。各々でやる?」
きりやん先生の言葉に私とスマイル先輩は顔を見合わせる。
「…いや、一人でできる自信ないんで…。」
「私もちょっと…。」
「じゃあ一台でやろうか。」
100円を投入してチュートリアルを終えて、本番が始まる。画面に映し出される4つの選択肢。
「…スマイル先輩わかりますか…?」
「うーん…多分これじゃない?」
制限時間も迫っていたのでスマイル先輩が解答のボタンを押す。その選択肢は見事に正解で、スマイル先輩とほぼ同時に“おぉ…!”と感嘆の声を漏らす。
「さっすがスマイル君!頭良いね!」
「今のは完全に勘だったんですけど…。」
「運も実力の内だよ!」
「そ、そうですかね…。」
言葉では素っ気なかったけど、スマイル先輩も満更でもなさそうな顔だった。
「ってほらほら、次の問題始まってるよ!」
きりやん先生に急かされ画面の問題文を見る。これは…。
「スマイル先輩!私これ知ってます!」
「おっ、ほんと?」
「はい!」
自信満々に選択肢の一つを選ぶと、無事その選択肢は正解だったようで。
「へぇ…Aさん、やるね。」
「調べたことのあったジャンルなので…。」
「なる程ね…。俺も負けてられないな。」
それからはお互い分かる問題は解答して、分からない問題はきりやん先生も巻き込んで、でも偶に間違えたりもして。
「正答率85%…妥当かな。」
「高い方なんじゃないですか?」
「頭の良さもあるだろうけど、運も良かったねー。…で、二人共楽しめた?」
ゲームを始める前と同じ様にスマイル先輩と目が合う。
「…すっごく楽しかったです!!」
「俺も…またやりたいなって思いました。」
私とスマイル先輩の返答を受けて、きりやん先生は満面の笑みになる。
「うんうん、それなら何より!Aさんとスマイル君には100点満点あげちゃう!」
なんの点数かはわからないけど、私もスマイル先輩も自然と笑顔になっていた。
_
本編次ページ二十四日目の“カラオケ終わり”がゲームセンター終わり、に変わりますがそこだけなのでここで補足させていただきます。
36人がお気に入り
「実況者」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» ほぼあってます!smさんはツンデレだと弱いかな、と思って一応情緒不安定のつもりなんですが、私の表現力が足りなくて上手く書けませんでしたね…。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!言葉足らずだったのですが、好感度6以上の対象はお薬依存症の系統を引き継いでるので、転生後の世界でもやべー奴ってことです(語彙力なくてすみません)。 (3月13日 17時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - これは質問なのですが、系統としてはnkがメンヘラ、brがヤンデレ、shkがストーカー、knが依存、smがツンデレ、krがサイコパスという認識で合っていますか? (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
RAM(プロフ) - 真告白end、どれも素敵な内容でした。細かい小ネタまであって、本当に乙女ゲームみたいだなと思いました。神様の言う「あの2人」は金スマだったんですね、てっきり喧嘩組のことかと。長生きはできなさそうって…何かしでかすんですかね…? (3月13日 16時) (レス) id: 6765c9b952 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - RAMさん» コメントありがとうございます!結構長かったでしょうに一気読み…!?本当にありがたいです…!お褒めいただき光栄です、最近滅茶苦茶スランプだったんですが、RAM様のおかげでモチベが上がりました、ありがとうございます…! (3月12日 22時) (レス) id: e43658e045 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくらもち | 作成日時:2023年7月30日 1時