ワイサマいち 鮫+ワイサマに 笑顔×ワイサマいち 眼鏡 教授様リクエスト ページ50
「ツゲタツ、ほっぺに生クリーム付いてる。」
「え?どこ?」
「ここ。」
答えると同時に僕の頬から生クリームを人差し指ですくいとる緑山君。
「ありがとう、緑山く…。」
お礼を告げようとして、緑山君はその生クリームを口に含む。
「!?な、何してるの、緑山君…!?」
「いや、勿体ないし…。」
「だからって…。」
「黄楊君。」
陽木君に呼ばれて振り向く。すると、僕の右手を捕まれて、僕の食べ掛けのクレープを食べられる。
…いや、これって間接キス…。
「…二人とも、全然お詫びのつもりないでしょ…。」
今日僕は二人から、いつも振り回しちゃうお詫びにって遊びに行こって誘われたんだけど…結局振り回されてる…。
「えー?やりはじめたのは大樹じゃん。」
「ツゲタツが可愛くてつい。」
笑顔でそう答える緑山君は全く反省してないように見える。…反省してもらいたいわけではないんだけど。
照れを誤魔化すためにクレープを食べたけど、陽木君との間接キスだって意識して尚のこと恥ずかしくなった。
「黄楊君、それ食べ終わったら本屋行く?」
「あ、うん。行きた―――。」
言葉の途中で、キャピキャピした声に遮られる。
「おにーさん達!今暇ですかー?」
思わず緑山君の後ろに隠れてしまう。
「…えーっと、君達は…?」
知らない高校の制服を着た女の子達。これってもしかして…。
「私達、近くの女子高に通ってるんですけどー、おにーさん達良かったら一緒に遊びませんか?」
やっぱり、逆ナンってやつ…?…そうだよね、緑山君も陽木君もかっこいいし…。僕より女の子といた方が…。
「…悪いけど、俺達暇じゃないんだよね。」
「そう。デート中だから邪魔しないで。」
それなのに、緑山君も陽木君も僕を優先してくれた。僕の腕を引いて、呆然とする女の子達から離れていった。
「大丈夫?黄楊君。」
「う、うん…。…あの、良かったの…?僕を優先して…。」
嬉しかったけど、気を使わせてないかと不安になる。
「何で?俺は黄楊君と一緒にいたいんだよ?」
「女の子とより、ツゲタツと遊びたいし。」
…どうしよう、すごく嬉しい…。
二人といるとドキドキさせられて心臓もちそうにないけど…それでも、こんなに嬉しい気持ちになれるなら…ずっと、このままでいたいな…。
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さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - シラスとあずきさん» 夜分遅くに失礼します、続編の方でリクエストの小説投稿させていただきました。CPの表記がなかったので2パターン書かせていただきました。お時間のあるときにご確認いただければ幸いです。感想やまたリクエストお待ちしております! (2021年12月10日 1時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 教授さん» 喜んでいただけたなら何よりです!こちらこそリクエストありがとうございました! (2021年12月9日 22時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
教授(プロフ) - ああ……何だこの可愛い生き物……ありがとうございます…!!!いつも素晴らしい作品を…😭😭 (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39327b39c8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 教授さん» お待たせいたしました〜!リクエストの方投稿させていただきました!お時間のあるときにご確認いただければ幸いです!感想やまたリクエストお待ちしております! (2021年12月9日 0時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - シラスとあずきさん» かしこまりました!kir×Naでよろしいでしょうか?なにか細かいシチュエーション等はありますでしょうか?また、恐らく続編の方で書かせていただくと思います。 (2021年12月8日 11時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2021年10月15日 18時