喧嘩組(鮫×パンダ) ただの暇人@牧場様リクエスト ⚠若干ESCAPEのネタバレ、ガッツリ捏造有 ページ16
「君達は今、巷で蔓延してるワイテル病の患者なんですよ。」
頭の可笑しい医者二人に白尾病院に連れてこられた俺達。3人と協力して病院から脱出しようと意気込んでいた。しかし、最近の俺は…。
「おはよ、シャークん。」
「おはよう、Nakamu。」
医者の一人であるNakamuに好意を寄せていた。切っ掛けがなんだったかは覚えてない。けれど、かいまみえる優しさとか、目を離したら消えてしまいそうな儚さとか…そんなのが積み重なった結果だったと思う。確実にNakamuを意識するようになったのはあれが原因だろう。
数日前、新薬の投与が行われた。俺は腕に限った話ではないが、皮膚に針を突き刺す…所謂注射と呼ばれるものが苦手だ。しかし、新薬の投与は注射でしかできない。全力で拒否したがNakamuときりやんも折れてくれない。
「…シャークん。注射、痛いのが嫌なんだよね、わかるよ。けど、おれもきりやんも意地悪で言ってるわけじゃないよ？シャークんが…皆が心配だから言ってるんだ。だから、頑張ろ？ね？」
残念ながら、チョロい俺はそんな言葉で絆されて。注射が終わった後にNakamuから“よくできました”って言われながら頭を撫でられて。それだけのことで、好きになってしまった。
「Nakamu。」
「どうしたの、シャークん。」
「…ちょっと、二人で話せる？」
「うん、いいよ。じゃあ中庭行こうか。」
この病院から脱出したいと思ってる筈なのに、Nakamuと離れたくない。Nakamuに側にいてほしい。…Nakamuが、ほしい。
「…Nakamu、俺、Nakamuが好きなんだ。俺と付き合ってほしい。」
回りくどく伝えるのは苦手だし、伝わらないのが一番困るから、ストレートに伝えた。Nakamuは一瞬驚いた後、すぐにいつもの表情に戻って。
「…驚いたなぁ、シャークんからそんなこと言われるなんて。いいの？Broooock達にバレたら、面倒なんじゃないの？」
「それはそうだけど…俺は、Nakamuがいてくれれば…それでいい…。」
震える俺の右手を握って、Nakamuは優しく微笑む。
「そこまで言われちゃったら断れないな。いいよ、シャークんの意思を尊重したいから、他の人には秘密、ね？」
「っ…ありがとう、Nakamu…大好き…。」
思わずNakamuを抱き締めた。嬉しくて、嬉しくて…それ以外のことは、どうでもよかった。
それからは皆の前では普通を装ってたけど、Nakamuは夜にこっそり俺に会いに来てくれた。何てことない会話をして、触れるだけのキスをして。そんな日々が幸せだった。
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さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - シラスとあずきさん» 夜分遅くに失礼します、続編の方でリクエストの小説投稿させていただきました。CPの表記がなかったので2パターン書かせていただきました。お時間のあるときにご確認いただければ幸いです。感想やまたリクエストお待ちしております！ (2021年12月10日 1時) (
レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 教授さん» 喜んでいただけたなら何よりです！こちらこそリクエストありがとうございました！ (2021年12月9日 22時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
教授(プロフ) - ああ……何だこの可愛い生き物……ありがとうございます…！！！いつも素晴らしい作品を…😭😭 (2021年12月9日 7時) (レス) id: 39327b39c8 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 教授さん» お待たせいたしました〜！リクエストの方投稿させていただきました！お時間のあるときにご確認いただければ幸いです！感想やまたリクエストお待ちしております！ (2021年12月9日 0時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - シラスとあずきさん» かしこまりました！kir×Naでよろしいでしょうか？なにか細かいシチュエーション等はありますでしょうか？また、恐らく続編の方で書かせていただくと思います。 (2021年12月8日 11時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2021年10月15日 18時
