続き ページ10
「え…？そ、そうだけど…何？」
やっぱり。
キスだけで顔を真っ赤にするNakamuが女の子相手にこんな風にがっつけるわけない。
「Nakamu、良いこと教えてあげる。男同士で付き合うのは普通じゃないんだよ？」
「け、けど…愛さえあれば関係ないって…言ってくれたもん…。」
その顔。
元より女の子みたいな可愛い顔してるNakamuは顔を真っ赤にするだけでその可愛さは殺人級。
「…ねぇ、Nakamu？キスの先、してみる？」
「…え…？」
「まさかキスの先がわからないなんて言わせないよ？」
「でも…Broooockはおれの嫌がることしないでしょ？だって優しいもん。」
ああ…Nakamuは
「…ねぇ、Nakamu。いくら優しい人でもね？好きな子が他の男の話してると、男は皆狼になっちゃうんだよ？」
そう言ってNakamuの上に馬乗りになると、Nakamuの首筋にキスを落とす。
「うひゃっ！？」
可愛い声をあげて体をビクッと震わせるNakamu。
「可愛い…。」
ポロッと零れた声はNakamuに届いたのか否か。
「ぶっ…ぶるっく…お願い…やめよ…？ぶるっ…ぐすっ…。」
Nakamuの鳴き声で僕は正気を取り戻した。
「あ…。」
僕の下でポロポロ涙を流すNakamu。
「…ごめん、Nakamu…。僕、ちょっと頭冷やしてくる。」
僕を心配そうな目で見るNakamuにそう告げると、俺はNakamuの部屋を出た。
「あ…Broooock様。」
Nakamuの部屋から出ると、Nakamuの執事さんと会った。
「えっと…Nakamuの執事の…。」
「はい。シャークんです。」
シャークんさんはペコリ、と一礼した。
「あの…Nakamu、泣いてるかもしれないんで…慰めてあげてください。」
「…Nakamu様に何をしたんですか？」
シャークんさんは怒ってるようだった。
…って言っても、当然か…。
「…。」
「…充分に頭を冷やしてきてくださいね、Broooock様。」
シャークんさんは冷ややかな目で僕を見ると、Nakamuの部屋に入っていった。
「…ごめんね、Nakamu。」
そう呟くと、僕はベランダへ向かった。
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さくらもち(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民さん» わー！ありがとうございます！その作品私もお気に入りなので嬉しいです…！ (2022年6月19日 18時) (
レス) @page27 id: 90940eb018 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 27ページのsmさんのbrさんのモノマネ好きです笑1人でゲラゲラ笑っちゃいました爆笑 (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 紅蘭さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！お気に召したようで何よりです！ (2021年5月10日 7時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - リクエストありがとうございます！メンバーのnkさんに対しての想いなどがしっかり表現されていて良かったです！リクエストありがとうございました！ (2021年5月10日 6時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 栽培さん» 喜んでいただけたようで何よりです…！リクエストはいつでもお待ちしておりますのでまたどうぞ！ (2021年5月9日 23時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2021年4月24日 12時
